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アンドマック  ANDROMAQUE
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 ギリシャ神話を基にした、ジャン・ラシーヌの作品。

トロイ戦争直後の男女の複雑な愛の模様を描いています。

登場人物は少ないものの、登場人物の関係が複雑です。

セットはシンプルで、全幕を通してセット変えはありません。

全5幕。

 アンドロマック


 登場人物相関図 

相関図の見方は、凡例をご参照ください。

この劇に登場するのは、太線で囲まれた人物です。

登場人物相関図



  あらすじ 

 物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載しております。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。


 

≪主要登場人物≫
アンドロマック : トロイの勇将エレクトールの妻。アスティアナクスという幼い一人息子を持つ。
ピリュス : エピールの王。神話で有名なアキレスの息子。
       トロイ戦争で、ギリシャ(当時ギリシャはひとつの国ではなく連合国のようなもの)を勝利に導く。
エルミオーヌ : ピリュスの婚約者で、スパルタの王女。母は全能の神ゼウスの娘。
オレスト : エルミオーヌの従兄弟。ギリシャの将軍。エルミオーヌに好意を寄せる。


 トロイ戦争で、トロイの勇将エレクトールが死んだ。
后であったアンドロマックは、息子とアスティアナクスと共に、ギリシャの敵将ピリュスに捕らえられてしまった。
ピリュスには、美しいスパルタの王女エルミオーヌという婚約者がいたが、
アンドロマックに恋をしてしまった。
ピリュスは、アンドロマックの息子を人質にとりアンドロマックに結婚を迫る。
ギリシャの他国は、アンドロマックの息子を殺害するように要求を迫るが、ピリュスはそれを拒み続ける。

 それを知ったエルミオーヌは、激怒。
エルミオーヌは、自分に好意を抱く勇将オレストに、自分を裏切ったピリュスを殺害するよう命じる。
時を同じくして、アンドロマックは、息子の命を救うため、ピリュスとの結婚を決意した。 

 
 
≪以降 クライマックスからエンディングまで≫





 ■アンドロマックとピリュスの結婚式、
オレストは、ピリュスを殺害した。

 ピリュスの訃報を受けたエルミオーヌは、
どうして私が愛するピリュスを殺せなどと言うだろう、あの言葉は本気ではなかったのにと自害した。
オレストもまたエルミオーヌの最期の言葉を聞いて、正気を失っていった。

 ■アンドロマックは、王妃として命じた。
亡き王ピリュスを、丁重に弔うようにと。



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