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美女と野獣  Beauty and The beast
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あらすじ アーサー王物語の概要 もとになったお話 

 ディズニーミュージカル。ブロードウェイ進出の一作目です。

 豪華な衣装と、舞台特殊効果が見所で、まさに夢の世界。
 
 大人から子供までだれもが楽しめる作品。

 この作品は、ニューヨークのブロードウェイ界隈を、

 ファミリーで楽しめる治安回復に足がかりとなりました。
 

美女と野獣イメージ画像
フランスの古城



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 歌の量    : 中

 ダンスの量     : 中

 オーケストラ  : 録音(2004年 京都公演、2010年 夏劇場公演)

 もっとも有名な曲 : 『美女と野獣』

 物語の舞台    : 中世のフランス

 見どころ : ディズニーが最新技術を駆使して繰り広げられる魔法の数々は、大人でも驚くこと間違いありません。

 ここに注目 : 美女と野獣の衣装には全てにハートのモチーフがついているそうです。
          私はすべてチェックしてみたことはないのですが、ぜひ衣装の細かいところにも注目を。

 

あらすじ

 物語全ての内容を書いているわけではありませんが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。




 ある城に甘やかされ、わがままな王子がいた。
老婆に化けた魔女が一夜の宿を求めるのを冷たくあしらったため、王子は野獣に、家臣たちはあらゆる家具に変えられてしまった。
魔女が残していった一輪の"ばら"が枯れてしまうまでに、真実の愛を知れば人間に戻ることができる。


 それから長い年月が過ぎた。
小さな町に、本が大好きな美しいベルという娘がいた。
ベルの父は、町へと出かける途中、森で道に迷ってしまい、野獣の城で捕らえられてしまった。
ベルは父を探しに旅立ちついに城を探し出す。
そして父と引き換えに自分が城に残ると言い出したのだった。


≪クライマックスからエンディングまで≫




 城に留まることになったベルだったが、野獣からの晩餐の申し込みを頑なに断りつづけた。
家が恋しくなり、城を飛び出したベルを狼たちが襲った。
野獣は、飛び出し深手を追いながらもベルを救った。
これをきっかけに、二人は心を開いていった。

 ベルは、魔法の鏡で父親が病気であることを知る。
野獣はベルを家に帰す決断をした。
父親は力を取り戻した。父親が村人に野獣の話をしたために、ガストンは、ベルは野獣に心奪われたのだと思い込んだ。
ガストンは、村人とともに野獣の城へと向う。

 ガストンと野獣の戦いの末、ガストンは城から転落して死んでしまった。野獣もまた傷つき目を覚まさなかった。
バラの最期の一枚が散ろうとした時、ベルは野獣への愛を誓った。
すると、野獣は王子の姿に戻り、家臣たちもまた人間の姿を取り戻した。




よい子のためのアーサー王物語

 ベルがビーストに読んであげていた『アーサー王物語』。
物語の概要と、『美女と野獣』に関係がありそうな部分を、簡単にまとめました。



◆アーサー王の誕生(聖剣伝説)◆

 イギリスの一国の王が亡くなったとき、岩に刺さって「私を抜いたものが王である」と書かれた聖剣が現れた。
誰も剣を抜くことが出来ず、そのままにされていた。ある戦でひとりの騎士の剣が折れてしまった。
従者アーサーは、新しい剣を探しに探しに行き、聖剣を抜き取ると騎士に持っていった。
騎士は、自分こそが王であることを証明しようと、再び剣を岩に突き立てると、騎士には抜くことができなかった。
再びアーサーによって剣が抜き取られ、アーサーが王であることが証明された。


◆ 円卓の騎士 ◆

 アーサー王の城には、魔法使いが作った不思議な円卓があった。
この円卓には13の席があり、それぞれに騎士の名前が書かれていた。
騎士が他の騎士に打ち破られると、新しい騎士の名前が浮かび上がった。
この騎士たちは、『円卓の騎士』と呼ばれ、全て勇猛果敢な騎士たちであった。

 ※円卓の騎士それぞれに英雄伝があります。詳細は本を読んで下さい。


◆ 魔法に掛けられた乙女 ◆

 アーサー王は、出会った醜い娘に「立派な騎士と結婚させてさせる」と約束をしてしまった。
しかし、あまりの醜さにアーサー王が悩んでいたところ、甥が「私が結婚しましょう」と名乗り出た。
騎士がその娘と結婚すると、魔法が半分だけ解けた。娘は、半日だけ美しい姿に戻ることができる。
騎士は、「夜美しい姿を、私にだけ見せて欲しい」と望んだ。娘は、「昼美しい姿をみんなに見せたい。」と望んだ。
騎士は「あなたの望むようにするがよい。」と答えると、魔法は完全に解け、娘は完全に美しい姿にもどった。


◆ 聖杯 ◆

 魔法使いが、円卓の中の騎士の一人に「聖杯を探す旅に出よ」と告げた。
志の高い騎士が、「死を望んだときに死にたい」と祈ったところ、「望みは聞き入られた」という声が聞こえた。
様々な受難を乗り越え、たどり着いた城の一室で、騎士は聖杯が天使達に護られているのを観た。
「もう望むものはない。死でもよい。」と思ったとき騎士の命は尽きた。
聖杯は天使達によって、天上へと姿を消し、これが聖杯が地上で目撃された最後の姿となった。

 ※よい子のための解説 : 聖杯とは、イエス・キリストが『最期の晩餐』で使った杯です。



◆ アーサー王の最期 ◆

 アーサー王の后と、『円卓の騎士』の一人は愛し合っていた。これを知ったアーサー王と、騎士との間で争いとなった。
しかし、遠征中、城を任せていた者に裏切られ、アーサー王の城は乗っ取られてしまった。
この戦いでアーサー王は、ついに力尽きた。従者が聖剣を海に投げ入られると、海中から腕が現れ剣を受け取ると水面に消えていった。
アーサー王も、どこからともなく迎えに来た船に乗って姿を消した。
円卓の騎士たちも、つぎつぎに亡くなってしまい、最期には残ったひとりが、アーサー王と円卓の騎士の物語を書き残した。

 ※ベルが読んでいた貞節を貫いた后とは、大きく異なりますがアーサー王伝説には諸説あるようで、どちらが間違っているとはいえないようです。




『美女と野獣』の元になったお話

 ディズニー版『美女と野獣』の原作は、ボーモン夫人の同名小説となっていますが、
厳密には、ボーモン夫人の『美女と野獣』と『怪物になった王子さま』のお話を組み合わせて作られています。
さらに、ボーモン夫人が書いた『美女と野獣』もギリシャ神話が元になっています。
これらのお話を簡単にご紹介します。

◆美女と野獣◆

 商人が町へ出かけたとき、2人の姉は豪華なお土産を頼んだに対して、末の娘は1輪のバラを頼んだ。
商売は失敗し土産を買えずに帰る途中、城に美しいバラが咲いているのが目に留まった。
娘への土産としてバラを摘み取ると、野獣が現れた。
野獣は、身代わりに娘をよこすことを条件に、商人を家に帰した。

 末の娘が自ら父親の身代わりとなると申し出た。
末の娘が城に行くと、不思議なことに、ひとりでに食事が用意されており、豪華な生活をしていた。
野獣は夕食にだけ姿を表し、娘を優しくもてなした。しかし、娘は野獣からの結婚の申し込みにはきっぱり断った。

 父親が病気になったことを知った娘は、3日間だけ帰ることが許された。
父親は、末の娘の姿を見て元気になったが、姉達は妹の贅沢な暮らしを妬み、家に留まるように薦めた。
何日も過ぎて、娘は城へ戻ると野獣はバラのそばで倒れていた。
娘が、野獣に駆け寄り、愛を誓うと野獣は美しい青年の姿に変わった。


◆ 怪物になった王子さま ◆

 お后は、王子が誕生した時、魔女に王子が正しく育つようにお願いをした。
ところが、甘やかされて育った王子は、わがままになってしまった。
王子は、ある娘に恋をした。無理やり娘と結婚しようしたところ、王子は恐ろしい姿に変わった。

王子は少しずつ、優しい心をを持つようになった。
良いことをするたびに、恐ろしい獣から犬へ、犬から小鳥へと姿を変えた。

王子が恋した娘が、小鳥に結婚を誓うと、王子は元の姿に変わった。


◆ギリシャ神話 プシュケとエロス◆

 プシュケは美しい娘だったが、それを自慢したため、美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)に妬まれてしまった。
アフロディーテは、息子のエロス(キューピット)に、その矢でプシュケを豚飼いに恋させるように命じた。
ところが、エロスはプシュケに恋してしまった。

 エロスはプシュケと結婚したが、毎夜寝所にしか現れず姿を見せなかった。
プシュケの贅沢な暮らしを妬んだ姉達は、夫の正体は獣に違いない。灯りを隠しておき、寝ている姿を見るように教え込んだ。
その夜、プシュケが見た夫は、美しい青年の姿だった。
エロスは、そのままプシュケの元から去ってしまった。

 プシュケは、アフロディーテに許しを求め、夫に会わせて欲しいと頼んだ。
アフロディーテは、無数の豆を1夜にしてより分けるように命じた。途方にくれたプシュケを、小鳥達が助けた。
次にアフロディーテは、黄泉の国から、美しさが入った箱を持ち帰るように命じた。
プシュケは、無事黄泉の国から持ち出したが、自分の美しさが衰えエロスを失ってしまうのを恐れ、箱を開けてしまった。
ところが、箱に入っていたのは、美しさではなく眠りだった。
エロスは、プシュケの元へ駆けつけ、ゼウスに頼んでプシュケに永遠の命を与えてもらい、神々の仲間に加えてもらった。


 お気づきかと思いますが、『プシュケの物語』は、シンデレラの元になったお話しでもあります。
『プシュケの物語』とボーモン夫人の『美女と野獣』には、嫉妬深い2人の姉が出てきますが、シンデレラと被るのを避けるためか、登場しませんね。



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