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ジキル&ハイド  Jekyll&Hyde
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 『ジキル博士とハイド氏』のモデル

 ロンドンで連続殺人事件といえば、まず『切り裂きジャック』を思い浮かべますが、
『切り裂きジャック事件』は、1888年。『ジキル博士とハイド氏』が出版、1886年であるためこの事件がモデルではありません。

 モデルとなったのは、エジンバラのディーコン・ブロディという人物。
彼は昼間はよき牧師(実業家との説も)、夜は凶悪な殺人鬼。
彼が住んでいた路地は、観光地になっています。




 『ジキル博士とハイド氏』からヒントを得た作品

 『ジキル博士とハイド氏』をモチーフをした作品は多いのですが、一番有名なのが『シャーロック・ホームズ』シリーズの『這う男』です。
『這う男』が発表されたのは、1927年。

≪あらすじ≫
 大学教授が、旅から帰るとよそよそしく、夜中に這い回る。
心配した教授の娘の婚約者は、ホームズに相談した。
大学教授は、年のかけ離れた娘に恋をして、若返りのために猿から採取した血清を自らに注射したのだった。




 アメリカ公演と日本公演の設定年の違いについて

 ミュージカル『ジキル&ハイド』では、事件が起きた年についてパンフレットに明記されています。
アメリカでは、1885年の設定。
上記の通り原作が出版されたのは、1886年1月。
ジキルが実験を開始したのが9月ですから前の年の1885年にしたようです。

 日本(ホリプロ版)では、1888年の設定。
『切り裂きジャック事件』の起きた年です。
ミュージカルでは、娼婦ルーシーが殺害されることから(原作にはルーシーは登場しない)、
誰もが思い浮かべる事件に、あえて合わせていることが伺えます。


 ジキル博士の住所

 ミュージカルでジキル博士の住所は、ロンドンでハーレイ街46となっている。
ハーレイ街は精神科医が多いで、シャーロックホームズに出てきます。




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