劇団四季  鹿鳴館 
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 三島由紀夫の戯曲。

鹿鳴館の上流階級の裏の人間模様を描いた作品。

実在の人物も登場します。


 劇団四季以外でも公演されている作品です。

劇団四季初演は、2006年1月自由劇場。

衣装は森英恵、音楽は林光、舞台上のフラワーデザインは、假屋崎省吾。



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  物語全ての内容を書いているわけではありませんが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。



 明治19年天長節。
影山伯爵邸の庭園。観兵式を眺めるため、女性ばかりが集まっていた。
客をもてなすのは影山伯爵夫人の朝子。
客の中で、ひとり浮かぬ顔をしていたのは、顕子であった。

 顕子は、恋人について朝子に相談しようと来ていたのだった。
恋人が、今夜鹿鳴館で開かれる夜会で、影山伯爵を暗殺しようと目論でいる様子だという。
恋人の名は、久雄。その父親は、反政府の清原永之輔。
朝子は顕子に、このことは自分に任せるように伝えた。

 朝子は、すぐに久雄を自宅に招いた。
久雄は、父親に愛されず育った寂しい子供時代の話を語った。
思わず、朝子は自分は母親であるということを告げてしまう。

 朝子は、元芸者で、愛していた清原の子、久雄を生んだ。
しかし、朝子は久雄を清原の元に置いて、そのことを隠したまま影山と結婚したのだった。

 久雄は去り際に、殺そうとしているのは、影山ではなく清原であると継げた。
その様子を全て聞いていた女中の草乃は、このことを影山伯爵に話してしまう。
しかし影山は、何もしらない様子を装うことに決めた。

 朝子は、いままで出席したことがなかった鹿鳴館の夜会に出席し、夜会を取り仕切ると宣言した。
華やかな鹿鳴館の夜会の幕が開く・・・・・・。



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