女の子に間違えられるようなかわいいエーリクは、寄宿学校に転向してきた。
学校にやってきて直ぐ、彼は異様な注目を浴びていることに気がついた。
たずねてみると、エーリクは、この学校にいたトーマという少年に瓜二つだという。
トーマは、エーリクが転向してくる数日前に自殺したのだった。
エーリクには、その後ずっとトーマの影が付きまとう。
ある日、エーリクにたった一人の肉親である母が亡くなったという知らせが届いた。
これをきっかけに、いままでよそよそしかった委員長のユーリが、気をかけてくれるようになり、仲良くなることができた。
ある日、エーリクは、偶然からトーマが書いた手紙をみつけた。
そこには、ユーリへの愛が綴られていた。