1930年禁酒法が施行されているシカゴ。
キャバレーには、密輸された酒が出回り、闇の王アルカポネは密輸で莫大な利益を得ていた。
財務省のエリオット・ネスは、アル・カポネを検挙すべくワシントンからシカゴへ派遣された。
エリオットのパートナーとして、シカゴ警察署から新人のジョージがあてがわれた。
シカゴには、エリオットの妹で、ブロードウェイ女優を目指すマリアがいた。
マリアは、ショーガールのオーディションを受け続けていた。
ジョージは、マリアに恋していたが、思いを伝えられずにいた。
アル・カポネが、弟が経営するコットンクラブで酒を飲んでいると、そこにショーガール志望のマリアが現れた。
マリアに一目ぼれしたアル・カポネは、弟にマリアをショーガールに採用するよう頼む(というより強要する)。
そしてアルカポネは、コットンクラブのガードマンのジミーと入れ替わって、店に居座ることを決め込むのだった。
エリオットは、パートナーのジョージから、ギャングに捜査情報が漏れていることを教えられる。
シカゴ警察内の人間は信用ならない。では、誰を・・・。
エリオットが思い浮かべたのは、偶然出会った誠実そうなガードマンのジミー(実はアルカポネ)だった。
エリオットは、ジミーに密輸摘発の協力を依頼する。
ジミーに扮するアル・カポネは、マリアの気を引きたい一心に、マリアの兄からの依頼を二つ返事で引き受けたのだった。
≪以下クライマックスからエンディングまで≫
ジミー(実はアルカポネ)からの情報で、エリオットは密輸摘発に成功していく。
一方アル・カポネに扮しているジミーは、もはやガードマンなどに戻る気は無く、アル・カポネになりたいと思っていた。
ジミーは、アルカポネの弱みをつかんだ。コットンクラブで働くマリア。
ほぼ同時に、エリオットに情報が入る。ジミーの正体はアルカポネ!
エリオットとアル・カポネが再会したとき、二人の目の前でマリアが誘拐された。
マリアを連れ去るジミー。それを追いかけるエリオットとアルカポネそしてジョージ。
ついにジミーを取り押さえた時、マリアはジョージに抱きついた。
アル・カポネのつかの間の恋は終わり、彼らの前から姿を消したのだった。