劇場街 ロイヤル・ドゥルリー・レーン劇場

ロイヤル・ドゥルリー・レーン劇場


  コヴェントガーデンの近くにあり、イギリスを代表する劇場の一つです。

現在は、ミュージカルを中心に上演。

建物自体はかなり大きいのですが、客席はとてもコンパクトです。



劇場入り口


ステージ

 欧州の中では、比較的高さより横幅がある劇場です。
思いのほかステージは小さいです。
『ミス・サイゴン』も上演された劇場で、実物大のヘリコプターが舞いおりるシーンもあったのですが、
この小さな舞台に大きなヘリコプターが登場するとどうなるのか、思い巡らせてしまいます。
バックステージ・ツアーでは、まさにこのヘリコプターについての説明がありました。
ステージ

客席

 客席は、重厚なつくりで、白、水色、金の抑えた色で統一されています。
右は、客席の天井。比較的小ぶりなシャンデリアがあります。
現代的な、照明がなんともミス・マッチ。
ステージ上のライトで、ギリシャの装飾が見えないのが残念でした。
下手にある大きな、ボックス席はエリザベス女王のボックス席ですが、普段は一般に販売されています。
客席


ホワイエ

 名優、この劇場設立に関わった人物の絵画や彫像があちこちに飾られています。
客席内とは異なり、ワインレッドで統一されています。
(左の写真) 下手2階、3階へと続くボックス席。
(中央の写真)皇太子ボックス(2階上手ボックス)へ続く廊下。
        突き当たりドアの奥は、控え室になっています。
(右の写真)吹き抜けから、劇場入り口のショップを見下ろした様子。
階段廊下

奈落

  下の写真は、舞台下の奈落。
無骨な鉄骨がむき出しになっています。
上手と下手を結ぶ、古いトンネルも残されています。

バックステージ

劇場内の展示物

(左の写真)『ミスサイゴン』の2,282回の記録を記念して飾られたプレートとオブジェ
(右の写真)シェイクスピア像。 シェイクスピア像は、2つあります。
シェイクスピア

幽霊

 イギリスの名物といへば、「フィッシュ・アンド・チップス」「シャーロック・ホームズ」そいて「幽霊」。
この劇場にも、幽霊がお住まいだそうです。
劇場にお住まいの幽霊としては最も有名。ご近所さんとしては、サボイ劇場にも幽霊がお住まいです。
名前は、「MAN IN GRAY」。
お隣の劇場でロングランしてる「WOMAN IN BLACK」に対する洒落とい訳ではない。
この幽霊、グレイの外套を着ていて、劇場地下のトンネルやらアッパーサークル(3階席)に現われる。
リハーサルでは、ちゃっかり4列目でご見学をなさるそうです。

チケットを取る

事前にチケット予約するなら、Webが便利。
劇場窓口で直接購入することもできます。劇場窓口は、入ってすぐ上手側。
SeeTicketというプレイガイド会社が代行販売しているようでしたので、こちらのWEBサイトで予約するのとほぼ同じ席が取れるのではにないかと思います。
私は、『オリバー!』当日券を、開幕直前に劇場窓口で購入しましたが、2階最前列センターブロックでした。
当日券もねらい目かもしれません。

バックステージ・ツアー

 バックステージ・ツアーは当日劇場窓口で、予約します。
舞台チケットいっしょに、前日に予約しようとしたのですが、当日でなければ買えないとのことでした。
5分前には、劇場入り口に来るようにといわれましたが、実際にツアーが始まったのは、5分後でした(笑)
所要時間は、1時間30分。

上演代表作品

1928年 ショウボート
1947年 オクラハマ
1950年 回転木馬
1951年 南太平洋
1953年 王様と私
1958年 マイ・フェア・レディ
1965年 ハロー ドリー!
1972年 風と共に去りぬ
1976年 コーラス ライン
1980年 スウィニー・トッド
1989年 ミス・サイゴン

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