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ハムレット   Hamlet
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あとは沈黙のみ  




ハムレットとオフィーリア像

 ヘルシンオア(エルノシア)の駅を一歩出ると出迎えてくれるのが、
このハムレットとオフィーリアを元にしたという像です。
結構衝撃な像です。
ハムレットとオフィーリアの像
ハムレット像
ハムレット像

聞いたことを決して口外しないと、この剣にかけて誓う。
第一幕 第五場

 どーして、こうなった。
おかっぱに、かぼちゃのパンツ。
まあ、絵に描いたような王子様ではありますが、
なんで、内股なんだ・・・。
オフィリーアの像

 ローズマリー、思い出の花よ。愛しい人よ、忘れないで。
第四幕 第五場

 どう見ても正気ではなさそうです。
花輪を持っていますね。
上記のシーンを元にしているのでしょう。
オフィーリア像

クロンボー城の模型

クロンボー城の模型

 クロンボー城の入り口近くに、模型があります。
クロンボー城は、星型の中に正方形の城が建っています。
クロンボー城

 クロンボー城は、劇中でエルシノア(エルシノー)城と呼ばれています。
世界遺産に登録されていますので、ハムレットの物語を知らないまま訪れる人も多いことでしょう。

クロンボー城
城壁
城壁

 何者だ、この夜しじまを乱し、亡くなったデンマーク王の勇壮な出陣の姿にとり憑いて現れるとは
 第一幕 第一場

 城壁二重にめぐらされ、その間には水を張った堀があります。
城壁の上には草が生い茂り、夜この草場の中を進む幽霊の姿が思い浮かばれます。
城壁の大砲

大砲は天に響き、天は地に響きを返すだろう
第五幕 第二場

 大砲は現在でも、そのまま城壁の上に据えられています。この大砲アンデルセンが書いた物語にも登城します。

大砲
城内
中庭

ここで毎年『ハムレット』の劇が上演されるそうです。
私が行ったのは6月だったので、ちょっと早かった。
塔からの眺め

ハムレットも眺めたであろう景色。
対岸にはスウェーデンが見えます。
スウェーデンまでわずか5kmしかありません。
もともとクロンボー城は、海峡の通行税をとるために建てられたといわれています。
塔からの眺め
シャイクスピアのレリーフシェイクスピアのレリーフ

 チケットを売り場を過ぎてすぐ城門の脇にシェイクスピアのレリーフが掲げられています。
目立たないので危うく見逃すところでした(^ ^;;

 ハムレットは、アムレットという王子の伝説を元にして書かれました。

ホルガー像

 今度は城の地下です。
ハムレット王の幽霊の描写にそっくりですが、そうではなくデンマークの英雄です。デンマークの危機には目覚めるといわれています。

 ホルガー像を見た後は、延々と続く暗闇の地下牢を巡らなくては、いけません。こういうのが苦手な方はご注意しましょう。懐中電灯がチケット売り場に売られています。
ハムレットとは内容が離れすぎてしまうので、地下の紹介はこのぐらいにしておきます。

ホルガー
ヘルオンシア
エルノシアの城下町

 ハムレットの物語は、大半がエルノシア城(クロンボー城)内の設定となっています。
その他に登場するのが、フォーティンブラスが登場する場所不明確な草原、墓場、そしてポローニアス邸です。
ボローニアス邸は、この町のどこかにあったことでしょう。
壁画

アレキサンダーも地面の下で、こんな風になっていると思うか。

第五幕第一場

 町を散策していたらこんな壁画を発見しました。
奥にはエルシノア城。
中世時代の町の様子を描いたようです。

王様らしき人物や、金の冠をつけた白鳥など気になるものがたくさん描かれていますが。船の先端に立っている人物。どくろを持っています。ハムレット王子ですね。
ハムレット王子
壁画



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