ジキル&ハイド Jekyll&Hyde
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小説『ジーキル博士とハイド氏』をミュージカル化したものです。
名曲がそろっており、主演俳優のジキルとハイドの演じ分けが見どころ。
現代の医療科学への警鐘を鳴らしているようにも感じられます。
主演は、鹿賀丈史さんから石丸幹二さんからバトンタッチされました。
舞台セットや小道具にさまざまな仕掛けがあり、これらを観るのも楽しみのひとつです。
韓国キャストの来日公演もありました。
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歌の量 : 多
ダンス : 少
オーケストラ : 生演奏 オーケストラは舞台上(鹿賀ジキル版、石丸ジキル版 いずれも日生劇場)
もっとも有名な曲 : 『時が来た』
物語の舞台 : 1888年 ロンドン
あらすじ
物語のさわりの部分とクライマックス以降を分けて記載していますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意ください。
医学博士ジキルは、新たな薬を開発した。
人間の『悪』と『善』を分離する薬。
「これで、精神病の父親を救うことができる。世界から戦争、兵器をなくすことができる。」
しかし病院の理事会は、この実験は『神の領域』であるとして、人体実験の申請を却下。
ジキルは、絶望したままエマとの婚約パーティーに出席。
出席者は、ジキルを変わり者だと見なしている。
早々にパーティーを抜け出したジキルは、友人アターソンとキャバレーに出かけるが、そこで娼婦ルーシーに出会う。
ルーシーの言葉で、ジキルはひらめいた。
自分の体で実験すればいい。
薬を飲んで現れたのは、人を傷つけることをいとわない『悪」の人格ハイドだった。
ハイドは、病院の理事会のメンバーを次々殺害していく・・・・・・。
≪以降クライマックスからエンディングまで≫
ハイドは、ルーシーを訪れては、暴力を振るった。
ジキル自身もそのことに気づき、ルーシーに遠くへ逃げるよう忠告する。
しかし、忠告もむなしくルーシーはジキルによって殺された。
しばらくして、凶暴なハイドが現れなくなった。
ジキルとエマは無事、結婚式を迎えた。
しかし、結婚式で突然ジキルはハイドへと豹変し、エマの首を絞め始めた。
ジキルともハイドともつかぬ叫び「俺を解放してくれ!」
友人アターソンの放った銃弾にジキルは倒れた。
変更点
2012年ジキルが鹿賀丈史から石丸幹二に変更となり、様々な点が変更となりました。
私がみて気づいた点についてご紹介します。
ルーシーが降りてくる中央の階段ではなく、階段が小さく上手サイドになったり、
精神病院の鉄格子などがなくなりました。
■ 新曲の追加
2012年版で新曲が追加されました。
ジキルの『知りたい♪』とういう曲です。
■ 開幕前の演出
舞台には緞帳がなく、開幕前からロンドン下町の窓明かりのセットが見える状態となっています。
前バージョンでは、暗がりの中を開幕前から明かりを持った人が行きかったり、ロンドンの雑踏が再現されていましたが、
2012年版ではなくなりました。
■ どん底のショー
どん底の背景に、絞首台のようなロープが無数に下がっており、ロープを使ったアクロバットがあります。
■ 殺害方法
すみません。私の順序と殺害される役があいまいです(^ ^;;;
・司教の殺害
2012年は、頭上に吊り上げられた荷物に司教が押しつぶされた後に、炎に焼かれます。
炎は階段を駆け上り、燃え上がる演出でパワーアップしています。
(吊り上げられた荷物は、テムズ川沿いであることを表しているのでしょうか?)
・公爵夫人の殺害
前バージョンでは、ネックレスをステッキで捩じって絞殺していましたが、
今回は花で窒息?に変更となりました。
・ステッキでの殺害
以前はステッキで体ごと持ち上げられたあと(仕掛けあり)に、殺害されていましたが、それはなくなり殴り殺されます。
・第四の殺人
前バージョンでは、何もせずにジキルの姿を見て死んでしまいましたが、
2012年バージョンでは、ジキルに突き刺されて殺されます。
■ 危険なゲーム
ハイドとルーシーの妖艶なシーンです。
前バージョンでは、ハイドのコートにルーシーがくるまれた後、コートからでるとスカートが消えてしまうという演出がありましたが、
この演出はなくなりました。
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