ヴィクトル・ユゴー原作『ノートルダムのせむし男』をミュージカルにしたものです。 |
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物語のさわりとクライマックス以降を分けて記述しています。
メモ
この物語は、1482年。
2幕開けに、フロローとグランゴワールによって『フローランス』(フィレンツェ)が歌われます。
ここでは、『ノートルダム・ド・パリ』の時代背景が語られます。
世界史オンチの管理人自身のために、歌詞に出てくる内容を確認してみました。
■ ルネッサンス
14世紀〜16世紀の間なので、『ノートルダム・ド・パリ』はまさにルネッサンスのまっただか中ということになります。
■ ダンテの地獄
ダンテの神曲の3部のうちの最初の1部が地獄篇。
1307年〜1321年に執筆したので、この物語より少し前。
グランゴワールがこの神曲の内容を知っていても不自然ではない。
■ ブランマンテ
イタリアの建築家。
1482年は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で有名なミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会設計している。
1506年〜1626年にサン・ピエトロ寺院とバチカン宮殿を建築した。
■ フィレンツェでは地球が丸いという
ダンテの新曲ではすでに地球は丸いと記述されている。
ちなみに、地動説と唱えたガリレオはまだ生まれていない。(そうか考えるとかなり古い時代ですね)
■ インドに向けて船が出ている
コロンブスがインドへ向けて出奔したのは、1492年。なので、物語よりちょっと後のこと。
しかし、コロンブスはこの物語より1年前の1491年はガーナまで行っている。
■ ルターが聖書を書き直している
これは、完全に矛盾しています。
マルティン・ルターが生まれたのは、1483年なのでこの物語の翌年ということになります。
当然、聖書を書き直したのはもっと後のことです。
マルティン・ルターは、宗教改革者。
もとは、カトリック修道士で熱心に聖書について学び、司祭にまでなっています。
その後、カトリックの教えに疑問を生じたのがきっかけとされています。
また、性欲に苦しむのは罪であり、結婚すべきと説いたことで知られています。
ルターは、フロローと共通したところが多いですね。
■ ニュルンベルクのグーテンベルクの印刷
グーテンベルクは、1398年ごろ生まれ1468年没なので、ノートルダム・ド・パリの時代には生きていた。
グーテンベルクが活版印刷を発明したのは1445年といわれる。
グーテンベルクが聖書を印刷したのは、1455年。
この物語の27年前ということになります。
※「書物がやがて、建物を滅ぼすだろう」というのは、原作の中で、フロロが言っている言葉です。
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