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ロミオとジュリエット
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ヴェローナ 旅の手帳   

 

 部分引用は、中野好夫訳を使用させて頂きました。

広場
エルベ広場

― キャピュレット方をやっつけろ!
        モンタギュー方をやっつけろ!
 


 『ロミオとジュリエット』はヴェローナの広場のシーンから始まります。
どの広場かまでは述べられていませんが、市民が多く集まっていることから、市場や主要建物が建っているではないかと思っています。
もっとも、このシーンの『広場』という指定は、シェイクスピアによるものではないということです。

ジュリエットの家

― あれは東、さすればジュリエット姫は太陽だ 

 レンガ造りの家です。
案外・・・小さいです。

ジュリエットの家

ジュリエット像

― ジュリエット姫のそれほど世に仰がれる像はない
                   そうしたものを作りたい 


ジュリエットの家の庭にはブロンズのジュリエット像があります。
右胸を触ると、恋が実るといわれていて、
ヴェローナの中でもっとも混雑します。

バルコニーからの眺め

― ああ、ロミオ様、ロミオ様
      なぜロミオ様でいらっしゃいますの
 


 ジュリエットの家の内部は公開されていて、
バルコニーにも立つことができます。
バルコニーでジュリエット気分を味わいたいですが、
下はこの通り。

バルコニーからの眺め

ジュリエットの家の内部

ジュリエットの家の内部

 ロミオとジュリエットにまつわる展示がいくつかあるだけで、内部はガランとしています。

シェイクスピア像

 ジュリエットの家にあるシェイクスピア像。

シェイクスピア像

ロミオの家

ロミオの家

 ロミオの家は、ジュリエットの家から歩いて10分弱。
近い!(笑)ロミオの家の内部は公開されていません。
こちらもレンガ造りですが、ロミオの家の壁には、
Mの字型の装飾があります。
当時ヴェローナでは、教皇派と皇帝派で二分されており、
この装飾でどちらの派閥であるかを表していました。
ロミオの家は教皇派。対してジュリエットの家には装飾が無いため
皇帝派を表しています。

ロミオとジュリエットの碑

― 僕の方こそ迷い子なんだよ。ここにあって、ここにあらず。
  これはもうロミオじゃない。ロミオは何処かほかにいる。
 


 ロミオの壁には、ロミオとジュリエットの台詞が掛けられています。

ロミオとジュリエットの碑

ロミオとジュリエットの碑2

ロミオとジュリエットの碑2

― ヴェロナの(壁の)外に世界はありません 
  
アレーナから駅に向かう城壁の門に掲げられた『ロミオとジュリエット』の碑。3幕の台詞が書かれています。
ヴェローナの城壁

ェローナ市は高い城壁で囲まれています。
ヴェローナは小さな町です。
ロミオとジュリエットがいかに狭い世界に生きてたか考えます。

ヴェローナの城壁

ジュリエットの墓

ジュリエットの霊廟

― 墓を開いてジュリエット姫と一緒に葬っておくれ 

 ジュリエットの墓は、ジュリエットの家から少々離れています。
徒歩20分ぐらいでしょうか。
城壁街にあります。
宗教画の博物館が併設されていて、綺麗な庭園があります。

ジュリエットの棺

― ジュリエット姫が眠っている、そしてその美しさが、
   この奥城をまづれ光り輝く宴の広間にしているのだ
 


 ジュリエットのお墓は、地下。
棺だけが残っています。

ジュリエットの墓

 


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