あらすじ | 劇中劇マノン |
デュマ・フィスの書いた同名の小説をバレエにした作品です。
振付は、ジョン・ノイマイヤー。
オペラやミュージカルより原作に忠実です。
ピアノを中心とした静かな曲が、大人の切ない恋をつづります。
劇中劇である『マノン』がマルグリッドの心とオーバーラップして描かれます。
私が見たのは、オペラ・ガルニエ公演。
物語のさわりの部分と、クライマックスからエンディングまでを分けて記載しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。
《劇場街トップページへ》 《ミュージカル一覧へ》バレエでは、劇中劇でマノンとマルグリッドがオーバーラップして演じられます。
原作では、アルマンがマルグリッドにプレゼントした小説『マノン・レスコー』が落札されるところから始まります。
『マノン・レスコー』はフランスでは良く知られている恋愛小説。
■ マノン・レスコーのあらすじ ■
デ・グリューは、美しい娘マノンに出会う。
話によれば、マノンは修道院に入るのだという。
デ・グリューは、マノンを連れてパリに連れ出した。
パリで生活を始めた。
デ・グリューは収入がないのに、不思議なことに贅沢な暮らし。
不信に思い問い詰めたところ、マノンは男性たちに身を任せて収入を得ていた。
愛人は、マノンにデ・グリューという男がいることを知り激怒。
マノンを未開の地アメリカに追放してしまった。
デ・グリューは、全てのお金を費やしてアメリカへ追っていく。
開拓地で二人はささやかながら幸せな暮らしを始めたが、二人は本当の夫婦でないことが知れ渡ってしまう。
マノンに恋をした有力者が、マノンに結婚を迫った。
デ・グリューとマノンは手に手をとり、アメリカの荒野へと逃げ出した。
デ・グリューの腕のなかで、マノンは力尽き二度と目を空けることはなかった。