劇場街 シェイクスピア・グローブ座

Shakespeares Globe グローブ座

ロンドン テムズ川の南岸。

1598年に建築されたグローブ座を、1997年に復元した劇場です。

シェイクスピアが保有していた劇場で、多くのシェイクスピア作品がここで初演されました。

現在でも、シェイクスピア作品を中心に、たくさんの舞台が上演されています。

渋谷の東京グローブ座は、こちらのロンドングローブ座より前に建築されました。

 グローブ座

ステージ

 円形の劇場で、2本の柱と屋根があります。
このステージは、当時の舞台を観た人描いたスケッチから再現されました。
幕で観ることが出来ませんが、ステージの中央、2階に演奏するボックスがあるそうです。
右の写真は、ステージの天井。ほとんどの客席からは、見えないにもかかわらず美しい正座が描かれています。

グローブ座のステージ天井


客席

 客席は木造の3階建て。屋根は茅葺です。平土間には屋根がありません。
椅子は長いすのような木のベンチで、座席番号などは書かれていません。
天井とステージ上に大きな輪がありますが、これは常設されているものではなく上演中の作品です。

 右の写真はジェントルマンボックスとよばれる、貴賓席。2階の上手下手にそれぞれ2つあります。
このボックス席は、長いすではなく、ここの椅子です。
壁には、ギリシャ神話の絵が描かれています。

客席ジェントルマンボックス



劇場の施設

  テムズ川から劇場に向かって左手側に、ボックス・オフィス、ショップ、カフェが入っている建物があります。
劇場とは違って、近代的な建物です。
お土産は、シェイクスピア・グッズやシンブル、本などなど。



内部見学

 エキシビジョン&シアターツアーが、午前中15分置きにあります。
説明は英語のみですが、劇場を簡単に説明した日本語の説明書がもらえます。
入り口は、テムズ川から劇場に向かって右手側の別の建物です、壁に大きく「Exhibition  and Theatretour」と書かれているので、迷うことはないでしょう。
入り口で、人数を伝えるとツアー開始時間を書いたチケットがもらえます。
ツアー開始まで、博物館を見学できます。
舞台衣装、小道具、劇場の歴史のビデオ、世界中のシェイクスピア翻訳本(もちろん日本語もある)が展示されています。
大きい博物館ではないのですが、ツアーで集まる場所が、少々わかりにくかったです。
2階建てになっていて1階に小さなステージがあります。集まる場所は、広場を挟んだステージの反対側。
この辺りにいれば、呼んでもらえますし、人も集まるのでわかると思います。
所要時間は、博物館の見学を含めて1時間ぐらいです。


アクセス

 グローブ座は、テムズ川の南岸。ミレミアム橋の直ぐ近くです。
MansionHouse駅、London Bridge駅のどちらも、ほぼ同じ距離ですが少々距離があり歩くと15分ぐらいかかります。
私は、MansionHouse駅から歩いたのですが、ミレミアム橋に出る道がわかりにくかったです。
セントポール寺院からまっすぐ南下するとミレミアム橋なので、こちらの方が分り易く、観光も兼ねて歩くならこちらがオススメです。
駅からタクシーを利用する場合は、London Bridge駅の方がよいです。


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