ハー・マジェスティーズ劇場
Her Majesty's
Theaterとは、『女王陛下の劇場』という意味で、
エリザベス女王が退位され、チャールズ皇太子が国王に即位された場合は、
Hisに改名されるといわれています。
元はオペラハウスとして使われており、重厚な劇場です。
ピカデリーサーカス駅から歩いて数分。
客席内部は写真撮影不可です。
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客席
床のカーペットや椅子は、赤いビロードで統一されています。
壁などは、クリーム色と淡いモスグリーン。落ち着いた雰囲気です。
残念ながことに、近代的なライトがむき出しになっているのが残念です。
客席はバイロイト型(座席がすべてステージの方向を向いてて、日本の多くの劇場と同じ形式)。
3階建てで、緩やかな弧を描いて配置されています。
1階前方は、通路でブロックごとに分かれていないために、真ん中の席をとると出入りがちょっと大変です。
1階後方は、左右の2ブロックになっていて中央は通路です。そのためど真ん中席が存在しません。
また1階は、傾斜が緩やかです。1階中央通路際がねらい目です。
左右にボックス席がありますが、『オペラ座の怪人』では使用されていません。
ホワイエ
劇場の雰囲気にぴったりな、優雅な休憩スペースがあります。
写真は2階のバーです。
グッズショップは、1階にあります。
ヘルベルト・トゥリー
劇場の柱に、ヘルベルト・トゥリーの碑が掲げられています。
ヘルベルトは、この劇場の創設者であり、俳優・ディレクターであったと記されています。
彼は、シェイクスピア作品、フランス劇など活躍した名優です。
孫は、
T.S.エリオットの詩『ポッサムおじさんの猫と付き合う方法』にも登場します。
その詩によると、老猫アスパラガス(ガス)、サー・トゥリーと共演したと言っており、アスパラガスがこの劇場に立っていたのかもしれません。
楽屋口
海外では、楽屋口で気軽にサインに応じてくれるということなので、
終演後楽屋口をのぞいてみましたが、熱心なファンが数人いるだけで、意外にも静かでした。
たくさん人がいるようなら、まじって様子を見てみようかと思ったのですが・・・。
チケットを取る
様々なチケット取得方法があります。
◆旅行会社で予約する、日
本のプレイガイド
この劇場のチケットは、ほとんどの旅行会社で取り扱っています。
最初からツアーに観劇が組み込まれていたり、食事とチケットがいっしょになっているものがあります。
日本語で手続きかのうなことややトラブルが少ないのがメリットです。
座席を選ぶことができない。手数料がかなり高いというデメリットがあります。
◆Webサイトで予約する
最近は、座席が選べるサイトも増えました。
選べないサイトであってもだいたい購入決定する前に座席番号が表示されます。
様々な会社を比較して購入することをお勧めします。
手数料は、会社によってまちまち。
劇場窓口受け取りが便利です。
当日Webサイトまたはメールに表示された予約番号を印刷した紙、支払したクレジットカードを提示すると、チケットを受け取れます。
REALLY USEFUL GROUPからの予約可能ですが、私はいずれもカード決済でエラーとなってしましました。
こちらでは、執事付き控室が利用できるチケットも発売されるそうです。
◆ロンドンでチケット買う
ロンドン中(とくにレスタースクエア周辺)では、チケットを取り扱っているお店がたくさんあります。
安く手に入ることが多いですが、表示されている値段のほかに手数料が必要であることも多いので注意が必要だそうです。
レスタースクエアのtktsでの取り扱っているかどうかは、以下の公式サイトでご確認ください。
tktsサイト :
http://www.officiallondontheatre.co.uk/tkts/
ゲストのために、当日放出されるよい席もあるため劇場窓口での購入もおすすめです。
手数料なしで、または、定価以下で手に入るのがメリットです。
ただし、必ず手に入るという保証がないので、絶対見たい時や滞在日数が少ない方には向いていません。
その他
◆ サービス
休憩時間は、シャンパンとアイスクリームが売られていました。
執事付き控室が利用できるチケット、まれに行われるバックステージツアー付きチケットもありますが、入手は難しいようです。
私も利用したことがないので詳しくご紹介できないです。
◆ 服装
ミュージカルであればカジュアルで大丈夫です。
◆ 食事
食事つきチケットを購入した場合、三越レストランであることが多いようです。
三越レストランは歩いて数分しかないため、とても便利です。
また時間がないときには、レスタースクエアのファーストフード、
三越の隣にジャパンセンターがあって、お寿司・お弁当が購入できます。
◆ 劇場周辺
トラファルガー広場やナショナルギャラリーもこの劇場から徒歩圏内にあります。
劇場の裏にROYAL OPERAというアーケードがあります。
とても素敵な雰囲気で、ここを通るたびに覗きます。
ソワレ観劇後には、お店は閉まっています。
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