葉巻工場の前には、女工達をまつ兵士たちが集まっていた。
その中でも、一番目を引くのは、ジプシーのカルメン・シータ。
控え目のドン・ホセは、その様子を控えめに眺めていた。
カルメンは、ドン・ホセにバラを投げつけ姿を消した。
そのバラには、カルメンを好きになるように術がかけてあった。
工場でケンカ騒ぎを起こしたカルメンは、牢に入れられてしまう。
牢の見張りをしていた、ホセは、カルメンに魅了され、ついにはカルメンを逃がしてしまう。
ビゼーのオペラ『カルメン』をミュージカル化した東宝作品です。
曲は、ビゼーの曲をアレンジしたもので、オペラよりかなり歌が少なくなっています。
歌詞は、日本語。
カルメンの登場シーン等は、オペラシーンをそのまま踏襲しています。
オペラとの一番の違いは、マイクを使っていること。オーケストラに電子楽器が使われていること。
《主演》 1999年青山劇場公演
カルメン : 大地真央 ドン・ホセ : 錦織一清 エスカミリオ : 石井一孝
歌の量 : 中
ダンスの量 : 中
オーケストラ : 生演奏
見どころ : 同一の俳優が、オペラ『カルメン』の曲が歌い、バレエ『カルメン』のようにフラメンコが踊られるのはミュージカルならでは。
物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。