■■■■ イベントレポート ■■■■
大地真央ファイナルイライザ 大千秋楽 |
日付 : 2010年11月20日 昼公演
場所 : JCBホール
大地真央さんが本公演をもって、イライザ役の卒業することとなりました。
なんと、初出演から20年。出演回数615回
劇場には、たくさんのお花が置かれていました。
浦井健治さん、神田さやかさん、今井清隆さん、鈴木綜馬さん、ミツコ・マングローブさん、黒木瞳さん、もうお覚えていられないくらい。
公演期間が短いことと、ミュージカルに適用していないホールのためか、舞台セットは簡易的。
オーケストラは、ステージの舞台セットの後ろ。上演中は見えなかったので、てっきりカラオケかと思いました。
いつもと違った点がありました。
イライザが、りんごこかじりながら、飲んだくれたドゥーリトル氏の前に現れるシーン。
すごい勢いでりんごを食べる。
ドゥーリトル氏「一個食べる気だろう」
イライザ「食べる?今日はも一個持ってきたんだ」
ドゥーリトル氏「いや、いいや」
イライザ「歯がねーから食べられねーんだろ?」
ドゥーリトル氏「3本残ってるさ」
通常のカーテンコールの後、歴代出演者が舞台に登場。
まず、福井貴一さん(1997年 フレディ役)。
大地さんをねぎらうお言葉と、「今日は、初代フレディの藤木孝さんがいらしているので緊張しています。」とのことでした。
次は、尾藤イサオさん(2002年 ドゥーリトル役)
「大地さんとは、『マイ・フェア・レディ』だけではなく、『ワンス・ア・ポンア・マットレス』『パナマ・ハッティ』で競演させていただいていますが、
それより前に実は、時代劇『ねずみ小僧』で競演させていただいているんですよ。
大地さんは、「そうなんですか。」客席からは笑いが。(人事?)
最後が藤木孝さん(初演フレディ役、2005年〜2009年カーパシー役)ごめんなさい挨拶忘れてしまいました。
上條恒彦さん
「過去の出演者は、あっというまでしたけど、いっぱい話しますよ。
遠くからみると、きれいだけど、近くから見るとね、ちょっととおもう女優さんいるけど、
真央ちゃんは、こんなに近くにみてもきれいですよね。
残念だけど、ずっとやっていくわけにも行かないからね。引き際も大事ですよ。
まだ若いから、これからたくさんの役が待っていますよ。
いとしい娘だけどね、役柄上あまり顔を合わせないようにしていたんです。
この公演では最高齢な私ですが、藤木さんが出てくれればね、1日早かったんです。
大空さんがね3日遅くて、70歳ががんばっています。
JCBホールで千秋楽が迎えられたことはね、意味があることだと思うんですよ。
このプロレスもやる劇場で、お客さんはパイプイスで3時間も座って、オーケストラは舞台奥においやられて、
ドアをひとつ間違えるとどこに出るかわからないようなところでね。
すばらしい舞台ができたのは、真央ちゃん、あなたの力ですよ。」
(さすがにパイプイスというわけではありませんでしたが・・・1階席はあきらかに簡易的な椅子でした。
傾斜もないようでしたので、1階後ろの席の方は見えにくかったのではないでしょうか。
私は、3階席のサイドブロックのかなり端の方。正面の手すりはかなり低いのですが、脇の手すりが高すぎで、舞台の一部が見れない。
お誕生日を調べてみました。上條恒彦さん1940年3月7日生まれ、藤木孝さん1940年3月5日生まれ、大空まゆみさん1940年3月10日生まれ。
あれ、藤木さんとは1日違いではなく2日違いだ)
石井一孝さん
「大地真央さん、まだまだイライザできると思うんですけどね。
死んでからも。あ、僕がです。大地さんはお元気ですので、いきていらっしゃると思いますが。
100年後、200年後にも、すばらしい舞台として、伝説となるでしょう。」
大地真央さん
「本日は、歌舞伎座ではなく、明治座でもなく、イライ座によおこそおいでくださいました。
今日こそは泣かないようにしようと思ったのですが、泣いてしまいました。
支えてくださった、共演者のみなさん、スタッフのみなさん、東宝株式会社さんありがとうございました。」
最後に、とつぜん上條さんが舞台の台詞。
「おい、あとどの位時間があるんだい?」
「もうほんのわずかだよ。」
そして、『♪教会へ連れてゆけ』が演奏されました。
そして最後になぜか万歳三唱して幕となりました。