ケン・ヒル版 オペラ座の怪人 The Phantom of the opera
舞台裏のドタバタが中心で、アンドリュー・ロイド=ウェッバーの同名作品より
コメディー色が強いです。
音楽はミュージカルのために作曲されたのではなく、オペラの既存曲を使用し、
オリジナルの歌詞をつけています。
1976年初演。
初演キャストであるピーター・ストレイカーによる来日公演は、
2013年12月29日が最後となりました。 |
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■ 関連書籍、関連映画等については、アンドリュー・ロイド・ウェッバー版『オペラ座の怪人』をご参照下さい。
歌の量 : 多
ダンス : ほとんどない
もっとも有名な曲 :
『ネアー・フォーセイク・ミー』
(オペラ『真珠採り』の『耳に残るは君の歌』の曲)
物語の舞台 : 19世紀中ごろのパリ
全2幕
あらすじ
物語のさわりの部分とクライマックス以降を分けて記述していますが、
ストーリーすべてを舞台で楽しみたい方は、読むのをご遠慮ください。
パリ・オペラ座の歌手クリスティンには、オペラ座支配人の息子ラウルという恋人がいた。
オペラ座には、幽霊が住み着いていてクリスティンに付きまとう。
幽霊を馬鹿にした歌手が『ファウスト』上演中、何ものかによって殺害された。
プリマドンナであるカルロッタは、オペラ座の怪人から舞台で歌うなという脅迫文が届いた。
支配人は、カルロッタを口ぱくでステージに立ち、クリスティンにオーケストラピットの中で歌わせるという名案を思い付く。
ところが、突然美しい歌声が、カエルに変わってしまい、ついには舞台がストップ。
オーケストラピットの中では、クリスティーヌが気を失っていた。
ついには、オペラ座でシャンデリアが落ちカルロッタが殺害された。
ファウストのヒロインにクリスティンが抜擢されたが、怪人によってさらわれてしまう。
≪これよりクライマックスからエンディングまで≫
クリスティンがさらわれたのは、オペラ座の地下にある湖。
クリスティンを追って、ラウルは支配人、オペラ座の幽霊を知っているというペルシャ人、客席案内係のマダム・ジリー等と地下へ降りていく。
ラウルたちは、オペラ座の地下にある拷問部屋に迷い込んでしまった。
拷問部屋は、次第に暑くなり、一人またひとりと力尽きていく。
怪人は無理やりクリスティーヌと結婚しようとしていた。
その時、拷問部屋に閉じ込められていたはずのラウル達が駆けつけた。
秘書のレミイによって、拷問部屋から救い出されたのだった。
行き場を失った怪人は、クリスティーヌにナイフを突きつける。
しかし、ナイフは怪人自身に振り下ろされた。
クリスティーヌは、結婚指輪を怪人に握らせた。
登場人物相関図
相関図の見方は、凡例をご参照ください。
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