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ドリームガールズ    DREAMGIRLS 
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 ブロードウェイミュージカルを、映画化した作品です。

ダイアナ・ロスらの黒人女性グループ『スプリームス』が物語のモデル。

ミュージカル映画に多い、単純なシンデレラストーリーではありません。

アカデミー賞では、助演男優賞、助演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響編集賞、歌曲賞の6部門を受賞。

ジュニファー・ハイドンは、物語さながらにオーディションを勝ち抜きアメリカン・ドリームを手に入れました。



 最初は、劇中ライブシーンしか歌が出てきません。

途中、登場人物の心理とドリームガールズが歌う歌詞がオーバーラップするようになり、

中盤以降は、会話も歌に変わります。

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 歌の量     : 中

 ダンスの量     : 少

              
 物語の舞台    : 1960年〜1970年代のアメリカ

 

barあらすじbar


 物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。



 エフィ、ディーナ、ローレルの『ドリームメッツ』は、デトロイドの黒人ライブハウスに参加した。
そこで、黒人歌手ジミーのバックコーラスを手に入れる。
彼らの曲は、黒人放送局で放送され、人気が出る。
しかし、知られているのは黒人の世界だけ。

 彼らをプロデュースするカーティスは、彼らを白人の世界でも有名にしようとする。
カーティスは、お金をかき集め、白人の世界に乗り込む。
白人社会でも人気が出るにつれ、カーティスは『ドリームメッツ』をバックコーラスではなく、前面に押し出す。
そこでカーティスは、グループリーダーを太めのエフィから、美人のディーナに変えてしまう。
私生活でも、カーティスの目は、エフィからディーナに移ってしまった。

3人の仲に亀裂が入り始める。



《ここからクライマックスからデンディングまで》






 エフィがリハーサルに参加しないので、エフィをメンバーからはずし、ミシェルを新しくメンバーに迎えた。
その後、『ドリームメッツ』は、一躍スターの座へ。
ディーナは、プロデューサのカーティスと結婚。
一方エフィは、カーティスの子供を生み、一人で育てていた。

 ディーナがひとり歩きを始めたとき、カーティスは再びエフィをデビューさせる。
ところが、エフィの曲がヒットし始めると、その曲を『ドリームメッツ』は発売させてしまう。
ディーナは、その事実を知り、カーティスと分かれた。

 『ドリームメッツ』の解散コンサート。
そのステージ上には、ディーナ、ローレル、ミッシェル、そしてエフィの4人の姿があった。




bar一口メモbar

 物語の中で、ディーナが『クレオパトラ』を主演するに当たり、カーティスが、「少女の役だ」と言っています。
ディーナがクレオパトラを演じるのに、それほど年不相応とは思えず、違和感があるセリフです。
これは、ダイアナ・ロスが主演した『WIZ』のことを言っています。
『WIZ』は、オール黒人キャストによるミュージカル映画『オズの魔法使い』で、ダイアナ・ロスはドロシーを演じましたが、
確かに、年齢的に不相応な役でした。

 映画最後に「マイケル・ベネットにささげる」と出てきます。
マイケル・ベネットは、『コーラスライン』の原案・演出・振付をした人です。
1987年7月2日、エイズで亡くなりました。
まだ44歳という若さでした。
 

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