イリアス Ilias − 怒りと戦争と運命についての叙事詩 -
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ホロメスの長編叙事詩が、2010年豪華キャストで舞台化されました。
演出は、栗山民也。
意外にも日本で舞台化されるのは、これが初めて。
登場人物は、必要最低限に絞られています。
古代のギリシャ劇の形式に従って、コロス(合唱)が背景を語る形となっていました。
このイリアスの前後の物語も舞台になっています。こちらでもトロイ戦争についてご紹介していますので、ご参照ください。 トロイ戦争が起こるまでの物語 : 舞台『トロイ戦争は起こらないだろう』
トロイ戦争後の物語 : 舞台『アンドロマック』 |

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キャスト 
アキレウス |
: 内野聖陽 |
ヘクトル |
: 池内博之 |
アガメムノン |
: 木場勝己 |
プリアモス |
: 平幹二郎 |
オデッセウス |
: 高橋和也 |
アンドロマケ |
: 馬渕英俚可 |
パトロクロス |
: チョウソンハ |
カッサンドラ |
: 新妻聖子 |
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登場人物相関図 
相関図の見方は、凡例をご参照ください。
この劇に登場するのは、太線で囲まれた人物です。

あらすじ 
物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載しております。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。
スパルタの王妃ヘレネを、イリアス(トロイ)の王子パリスが奪い去ったことより始まったイリアスとギリシャ連合軍の戦いは10年を迎えようとしていた。
ギリシャ連合軍の総大将アガメムノンは、権力を振りかざし、戦利品をむさぼる。
これに、腹を立てたギリシャの英雄アキレウスは、戦争から手を引き、母なる神にギリシャ軍が不利になるよう願った。
アキレウスの願いは受け入れられ、ギリシャ軍の苦戦を強いられた。
ギリシャ軍は、ついにアキレウスへ戻るよう願いいれた。
アキレウスは、自分が戦いに出る代わりに、親友パトロクロスに自分の鎧兜を着せ戦いに向かわせた。
イリアス軍は、アキレウスの姿をみて逃げ去ったが、トロイの王子ヘクトールによって、パトロクロスは殺されてしまった。
アキレウスは、親友を見殺しにした悔いて、戦いに戻ることを決意する。
母なる神が、この戦いで命を落とすであろうという予言にも従わずに。
アキレウスとヘクトルの戦いはアキレウスの勝利に終わった。
アキレウスは、ヘクトルの足首に穴を開け、そこに牛革を通し戦車で引きずり回した。
イリアスの王プリアモスは、最愛の息子の遺体を取り戻しに、ひとりアキレウスの元に向かう。
≪以降 クライマックスからエンディングまで≫
ゼウスが息子をすべて失いかなり観にくれるプリアモスを哀れんで、無事アキレウスの元へと送り届けた。
プリアモスは息子らを殺した男の前に跪き、手の甲に接吻をして願い出た。
イリアスに残る財宝と引き換えに、息子の亡骸を返してほしい。どうか、故国であなたの帰りを待つあなたの父を思ってほしい。
アキレウスは、プリアモスの願いを聞き入れ、ヘクトルの遺体を丁重に取り扱って、イリアスに返した。
ヘクトルの葬儀が行われる11日間、休戦となる。
厳かにヘクトルの葬儀が執り行われる。
ホロメスの叙事詩はここで終わっているが、その後の物語は、イリアスの王女カッサンドラから語られる。
休戦の後、ギリシャ軍は海岸から姿を消し、貢物として飾り立てた巨大な木馬を置いていった。
木馬をイリアスの城内に引き入れた夜、木馬の中に潜んでいた兵士が中から城門を開け、
隠れていたギリシャ軍が流れ込んだ。
オデッセウスの策により、イリアスは滅亡した。
プリアモスは殺され、ヘクトルの子は城壁から投げ捨てられ、王女カッサンドラとヘクトールの妻は奴隷となった。
アキレウスの最期は、語られていない。
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