劇場街トップへ
メンフィス   〜MEMPHIS〜
 Main   Event   
bar



 アメリカ南部の町メンフィスに黒人差別が残る時代。

黒人音楽を白人社会に紹介した実在のDJの物語です。

音楽は、BON JOVIのデヴィット・ブライアン。

トニー賞のミュージカル作品賞をはじめ4賞を受賞しました。

スタイリッシュな作品。

全2幕(2時間半 休憩時間20分含む)




bar


 歌の量     : 多

 ダンスの量    : 多

 オーケストラ  : 生演奏 オーケストラピットは舞台奥(2015年赤坂ACTシアター)

 

barあらすじbar

 ストーリーは、クライマックス以降を分けて記述しています。
物語を舞台で楽しみたい方はご注意ください。




 1951年アメリカ南部の町メンフィス。
白人青年のヒューイは、黒人フェリシアの歌声に惹かれて、黒人のクラブに迷い込んだ。。
ヒューイは、フェリシアを白人向けのラジオ番組に出して、大スターにしてみせると豪語した。

 ところが、ヒューイは職探しする立場。
ラジオ局に自分をDJとして売り込むが、どこにも相手にされない。
ある時、ラジオのスタジオ見学をさせてもらって、勝手にラジオ番組に出てしまった。
ヒューイはたちまち人気となり、自分の番組を持てるまでになった。

 ヒューイは約束通りフェリシアをラジオに出演させたところ、たちまち人気となり黒人音楽が広がっていった。
ヒューイとフェリシアは互いに惹かれあっていったが、メンフィスがあるテネシー州では白人と黒人は結婚ができない。
ヒューイの母も、フェリシアの兄も二人が付き合うことを反対した。

 ヒューイがフェリシアに指を贈ったその日・・・。


 ≪ 以降クライマックスからエンディングまで ≫





 ヒューイとフェリシアは、暴行を受けた。
フェリシアは病院へと運ばれが、子供が産めない体になってしまった。
フェリシアは白人と黒人の結婚が認められているニューヨークに行こうと誘うが、
ヒューイは断固として受け入れず、二人は隠れて同棲していた。

 ヒューイとフェリシアそれぞれに、ニューヨークの大型テレビ局からの誘いがかかった。
ヒューイは、ダンサーを白人に代えるように言われとことに激怒。
テレビの前で、ヒューイはフェリシアにキスをした。
これによって、ヒューイの大型テレビ局のデビューはなくなった。
フェリシアは、ニューヨークへと去って行った・・・。





barヒューイのモデルbar

 ヒューイ・カルフーン(Huey Calhoun)のモデルとなったのは、実メンフィスのDJデューイ・フィリップス(Dewey Phillips)です。

 1949年にラジオデビューしたということなので、ミュージカルは1951年のせっていですので、
ミュージカルの設定より、実際の方がすこし早かったようです。
黒人白人両方の音楽を紹介していました。

 エルビス・プレスリーを最初に紹介したのもデューイです。
プレスリーを世に送り出したのは、デューイだといっても過言でもありませんが、
その後、デューイとプレスリーは仲たがいしています。
フェリシアのモデルとなった人物は、プレスリーなのかもしれません。

 あのユニークなビールのCMは実際にありましたが、ラジオではなくテレビだったようです。
酒と麻薬の常習により、42歳で心不全によりなくなりました。



bar関連作品bar

 時代背景が同じ作品


《劇場場街 トップページへ》  《ミュージカル一覧へ》