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ウィーン公演と日本公演の違い  


 作曲家モーツァルトの人生を描いた作品。

モーツァルトを二人で演じています。

モーツァルトの世俗的な人間の部分(ヴォルフガング)を青年が、才能の化身(アマデ)を子役が演じています。

斬新な表現ですが、難解ではありません。

 ウィーンミュージカルで、作製したのはミヒャエル・クンツェ&シルベスター・リーヴァイの名コンビ。

モーツァルトが作曲した曲は、劇中のオペラシーンに少し出てくるだけで、ほとんどはオリジナルの曲です。

しかし、モーツァルト風のメロディを盛り込んでいますので、

モーツァルトファンは、元になった曲を探すのも楽しいかもしれません。

 



 舞台形式     : 台詞も歌で進行する

 ダンス       : 少ない

 オーケストラ   : 生演奏

 もっとも有名な曲 : 『僕こそミュージック』

 物語の舞台    : 18世紀のザルツブルク、ウィーン、パリ。


 

〜日本初演(日生劇場)〜

 ヴォルフガング : 井上芳雄と中川晃教のダブルキャスト。

 レオポルド : 市村正親(意外にも初めての父親役)

 コロレド : 山口祐一郎

 コンスタンツェ : 松たか子

 ナンネール : 高橋由美子



bar一口メモ bar


 アルコ伯爵に足蹴りを食らったのは実話

 ヴォルフガングが、アルコ伯爵に足蹴にされていますが、実話です。
 ウィーン滞在でドイチェスハウスでの出来事でした。



 『僕こそミュージック♪』の歌詞はヴォルフガングの手紙から

 1777年11月8日ヴォルフガングからレオポルドへの手紙から引用されています。
 手紙にはこのようにあります。

 ― 僕は詩を書けません。詩人ではないから。
   僕はモノを芸術的に配して光と影を与えることができません。絵画を描けないから。
   身振りやパントマイムで、意志を表現することはできません。踊り手ではないから。
   しかし、それらを音楽では表現できます。僕は音楽家だから。 ―


 モーツァルトがマリアテレジアから賜った服は赤ではない

 第一幕マリアテレジアから昔頂いたと同じ服といっていますが、
 実際にマリアテレジアから頂いたのは藤色でした。
 モーツァルトは赤い楽長の服をヴァルトシュテッテン夫人にねだっています。



 「結婚か年金か」を迫られたのは実話

 ヴォルフガングは、コンスタンツェに母親に、娘と結婚するか年金を贈るかを迫られるシーンがありますが、
 実話だというこです。


 モーツァルトは最後の1滴の血まで使い切った

 ヴォルフガングは、死に際に瀉血(しゃけつ:当時欧州で一般的な治療のひとつ。手首等を切り血を体外に排出する。)を行いましたが、
 もう1滴の血も流れなかったと言われています。
 最後の1滴まで使い切ってしまったのかもしれません。

 コンスタンツェがヴォルフガングの墓を訪れたのは死後17年後

 コンスタンツェは、ヴォルフガングの葬儀にも埋葬にも立ち会わなかったことが知られています。
 コンスタンツェが、墓地を訪れたのは再婚した夫ニッセンの勧めで、なんと17年後でした。
 この時すでに墓の場所は分からなくなっていました。



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