ここは、ドロシーがやってくる前のオズの世界。
動物と人間は同じ言葉を話し、共に生活していたころ。

　シズ大学に新入生が入学してきた。
緑色の肌をして、特殊な力を持つエルファバ。
生れつき脚が不自由なエルファバの妹ネッサローズ。
ブロンドでいつも人気者のグリンダ。
素行が悪い王子で転校生のフィエロ。

　　エルファバとグリンダは、フィエロに恋をした。
そんな時、動物がつぎつぎと言葉を失っていく事件が起きた。
グリンダとエルファバは、動物達を救うため"オズの魔法使い″に会いに行った。
しかし、動物から言葉を奪っているのは、他ならぬ"オズの魔法使い″だったのだ。
エルファバは、動物を救おうと”オズの魔法使い”から『魔法の書』を奪って逃げ去った。
"オズの魔法使い″はエルファバに激怒。
エルファバを"悪い魔女″に、グリンダを"良い魔女″に仕立て上げた。

　大人となったフィエロは、オズの軍人となり、悪い魔女エルファバを追うことに・・・。



≪クライマックスからエンディングまで≫




　エルファバが姿を消して後、妹ネッサローザは、故郷の地を支配していた。
ある日、竜巻で飛ばされてきたドロシーの家でネッサローズは、押しつぶされて死んでしまった。
ドロシーは、ネッサローズの靴を履いて、カンザスの家に帰る方法を教えてもらうと、”オズの魔法使い”の元へと旅に出た。

 　フィエロはエルファバに思いを寄せていることが判明。フィエロは反逆罪で処刑されることになった。
エルファバは、ネッサローズの形見である靴を取り返そうとドロシーを塔に閉じ込めた。
ところが、ドロシーがエルファバに水をかけると、エルファバは溶けて消えてしまった。

　誰もいなくなったエルファバの隠れ家にカカシが訪れた。
フィエロはエルファバの魔法でカカシに姿を変わっていたのだ。
そこに姿を現したのはエルファバ。二人は誰も知らない場所で生きていく。

　グリンダは宣言した。”悪い魔女”は去り、平和の時代がやってきたと。