銀河英雄伝説 初陣 もうひとつの敵
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銀河英雄伝説シリーズ第8弾。
原作での外伝『白銀の谷』、『黄金の翼』、『星を砕くもの』がストーリーの中心となっています。
これまで上演してきた舞台より、少し前の時代設定です。
ナレーターは、アニメーションと同じく屋良有作さん。
今回は、歌もダンスもまったくありませんでした。
出演者
ラインハルト
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: 間宮祥太郎 |
キルヒアイス |
: 橋本淳
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アンネローゼ |
: 白羽ゆり |
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ミッターマイヤー
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: 根本正勝 |
ロイエンタール
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: 藤原祐規
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シドニー・シトレ |
: 三上市朗 |
クルムバッハ
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: 岸祐二
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ラップ |
: 三上俊 |
グレーザー |
: 鈴木健介 |
フーゲンベルヒ |
: 高山猛久 |
ヴァルテンベルク
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: スガマサミ |
クライスト
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: 佐藤和久
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リヒテンラーデ
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: bable
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ヘルダー
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: 大力
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ベーネミュンデ
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: 広田レオナ
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ヤン・ウェンリー |
: 田中圭 |
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名前の順序は、プログラムに記載されていた順になっていますが、
カーテンコールでは、アンネローゼ、ベーネミュンデ、ヤン、キルヒアイス、ラインハルトの順でした・
※カーテンコールでは、最後に登場する俳優が重要な役とされています。
あらすじ
物語の前半と、クライマックス以降を分けて記述していますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。
銀河帝国皇帝の寵姫アンネローゼの弟で幼年学校を卒業したラインハルトは、最前線の配属を願い出た。
配属先は、辺境で極寒の惑星カプチェランカ。
ベーネミュンデ侯爵夫人の息が掛かったカプチュランカの司令官は、ラインハルトを初陣で消し去ろうと企てていた。
ベーネミュンデ侯爵夫人は、かつて皇帝の寵姫だったが、アンネローゼが皇帝の寵愛を一身に受けたことに嫉妬していたのだった。
ラインハルトとキルヒアイスの乗った装甲車は、途中で燃料切れで立ち往生してしまった。
しかし、ラインハルトとキルヒアイスは、敵を返し打ちにして無事帰還した。
次の転属先は、難攻不落のイゼルローン要塞。
一方同盟軍のヤン・ウェンリーは、下級士官として難攻不落のイゼルローン要塞攻略に参戦していた。
ヤンが提出した攻略案はあえなく却下。
シドニー・シトレの考えた案に従うしかなかった。
同盟軍はこれまで、4度イゼルローンを攻撃し、いずれもイゼルローンのトールハンマーの前に引きずり込まれた後に、
トールハンマーの圧倒的な威力の前に灰燼と化した。
シトレが考えた案は、帝国軍のイゼルローン駐留艦隊に接近戦を仕掛け、帝国軍を巻き込めばトールハンマーは打ち出せないという案だった。
ラインハルトは、艦長として出陣した。
しかし、お目付け役としてベーネミュンデ侯爵夫人の手下である憲兵クルムバッハがラインハルトの行動に目を付けていた。
≪ クライマックスからエンディングまで ≫
ラインハルトは、出撃したものの早々にイゼルローンに帰還してしまった。
シトレの思惑通り、同盟軍とイゼルローン駐留艦隊は、混戦ととなり要塞に近づきつつあった。
帝国軍の取った判断は、帝国軍もろとも同盟軍をトールハンマーで撃ち落とすというものだった。
両軍に大きな損害を出した結果、帝国軍の勝利となった。
ラインハルトは、クルムバッハに火災により閉鎖された空間に呼び出された。
ラインハルトはクルムバッハに突き落とされそうになったところを、親友キルヒアイスによって救われた。
クルムバッハは、ラインハルトによって、奈落の底へと消えていった。
アンネローゼを殺害未遂事件が発生した。
皇帝から、ベーネミュンデ侯爵夫人に下された判断は死罪。
こうして、ベーネミュンデ侯爵夫人は、失脚した。
ラインハルトには、まだ大きな敵がいる。
ラインハルトとヤンは、この時まだ出会っていない。
解説
過去の舞台や小説を見ていないと分かりにくい点について解説します。
◆ 銀河帝国
皇帝が統治する国家。
初代皇帝ルドルフが、ドイツ系であったため銀河帝国の国民はドイツ風の名前になっています。。
◆ 自由惑星同盟(同盟軍)
もともとは帝国から逃亡した人たちが築いた共和国。
帝国と同盟国は長い間対立た続いています。
帝国としては、同盟国を国と認めていないため、公式には反乱軍と呼んでいます。
◆ イゼルローン要塞
イゼルローン要塞は、帝国と同盟との結ぶ細い航行可能領域(小説上では回廊と呼ばれている)内にある帝国軍の要
塞。
要塞にはトゥールハンマーという1艦隊を一瞬にして消滅してしまうほどの砲撃を保有しています。
ゼークトの艦隊が玉砕するのはこのトゥールハンマーによるもの。
◆ ミラクル・ヤン
民間人を見捨てて逃げ出した同盟軍をおおとりにして、民間人を無事脱出させたことから、下級士官のヤンは英雄と
なった。
このことをきっかけにミラクル・ヤンと呼ばれる。
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