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屋根の上のヴァイオリン弾き  Fiddler on the Roof
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 『屋根の上のヴァイオリン弾き』の主人公は、ヴァイオリン弾きにあらず。

タイトルは広く知られている作品ですが、このことを知っている人は少ないかも知れません。

ロシアのユダヤ人は、『一歩踏み外せば首が折れてしまうが、暮らしを楽しむ』

という意味で、ユダヤ人であるシャガールが描いた作品から名づけられました。

 日本では主役のテヴィエは、森繁久弥、上條恒彦、西田敏行とつづき2009年現在は

市村正親が演じています。

屋根の上のヴァイオリン弾き


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 歌の量    : 少

 ダンスの量     : 中

 オーケストラ  : 生演奏

 もっとも有名な曲 : 『サンセット・サンライズ』

 物語の舞台    : ロシア
 

bar あらすじ bar

 物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載していますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。





 ロシアのユダヤ人集落で牛乳屋を営むテヴィエには、娘ばかり5人がいた。
仲人が長女ツァイテルのために見つけ出してきたのは、お金持ちの肉屋だった。
テヴィエ夫婦は、またとない縁談に喜ぶが、ツァイテルには恋人がいた。
恋人は、しがない仕立て屋。
テディエは、ツァイテルに泣き付かれ、仕立て屋との結婚を承諾する。
しかし、妻ゴールデを説得するにはどうするか・・・。

 テヴィエは、一芝居を打つ。
夢で、妻ゴールデの祖母が現れ、ツァイテルは仕立て屋に結婚させよと言ったとう。
肉屋の亡くなった前妻が現れ、ツァイテルを呪うと言ったと言う。
妻ゴールでは、ツァイテルを仕立て屋と結婚させようと考えた。

 次女ホーデルは、家庭教師に恋をした。
家庭教師は、ユダヤの世界を改革しようと考えていた貧乏学生。
町で革命が起きると知った学生は、革命へと旅立った。
学生は、捕まりシベリア送りとなった、テヴィエは泣く泣くシベリアへと旅立つホーデルを見送った。

 そして、三女チャバが恋をしたのは、ロシア人。ユダヤ人ではなかった・・・。



【ここより先、クライマックスからエンディングまで】





 テディエは最後まで、三女チャバの結婚を認めなかった。
するとチャバは家出をし、勝手にロシア正教の教会で結婚をしてしまった。
テヴィエは、それでも二人を認めず、死んだものだと思うことにした。

 突然、ロシア政府が、ユダヤ人の立ち退きを命じた。猶予は3日間。
テヴィエは、アメリカの親戚の家に身を寄せることにした。
長女夫妻は、ポーランドで渡航費を稼いだ後に、アメリカに移住することにした。

 巣立った娘たちには、次にいつ出会えるだろうか・・・。
旅立ちの日、家の前に三女チャバが立っていた。
テヴィエは、背お向けたまま「たっしゃで暮らせよ」との言葉を残して、旅立った。

 村の人々は、ちりじりに村を後にした。




 
bar 関連作品 bar


 同じ振付家ジェローム・ロビンスの作品(日本公演では独自のアレンジが加わっています。)
 ・ ウェスト・サイド物語
 ・ 王様と私
 ・ ピーターパン

 同じ作曲家ジェリー・ボックの作品
 ・ シー・ラヴズ・ミー


 ユダヤ人を描いたストレートプレイ
 ・ ベニスの商人



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