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銀河英雄伝説   第一章 銀河帝国編
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 原作は、全10巻におよぶ長編SF作品。

 第一章銀河帝国編は、原作の1巻〜2巻の部分となります。

 銀河帝国と同盟軍の戦いを描いていますが、同盟軍は一人も登場しません。

 戦闘シーンはダンスで表現されています。

 出演者は、50人を超す大作。

 全2幕。

  出演者 

 ラインハルト  : 松坂桃李   ジークフリード   : 崎本大海 
 ミッターマイヤー  : 中河内雅貴  ロイエンタール  : 東山義久
 オーベルシュタイン   : 貴水博之  フリードリヒ4世  : 長谷川初範
 ラインハルトの父  : 堀川りょう  アンネローゼ  : 白羽ゆり
 ヒルデガルド  : 宇多実彩子     

 登場人物相関図 

相関図の見方については、凡例をご参照ください。
登場人物相関図


 あらすじ 


 物語のさわりの部分と、クライマックス以降を分けて記述していますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。


 

 銀河帝国と自由惑星同盟軍との間の戦いは、150年に及んだ。
銀河帝国のラインハルト・フォン・ローエングラムは戦争で活躍し、若くして元帥、そして宇宙副司令官への道へ駆け上っていった。
ラインハルトの目的は、最愛の姉アンネローゼが寵姫として、皇帝に奪い取られたのを取り戻すこと。
ラインハルトの唯一腹心は、幼馴染のキルヒアイス。
キルヒアイスもアンネローゼを取り戻したいという気持ちは、ラインハルトと同じだった。

 野望半ばにして、あっけなく皇帝が息を引き取った。
ついにアンネローゼが自分の元に帰ってくると喜んだのだが、アンネローゼは静かに暮らすことを望み、いっしょに暮らそうとはしなかった。

 皇帝が亡くなると、次期皇帝の座を巡ってローエングラム派と門閥貴族派と二手に分かれた。
ちょうどその時、惑星ヴェスターランドで暴動がおき、激怒したリッテンハイム公は、惑星を絶滅しようとする。
その情報がラインハルトの耳にも届いた。

 キルヒアイスは、ラインハルトに『民衆に公正であれ』と進言する。
しかし、ブラウンシュバイクの暴挙が世間に知れ渡れば、民衆から門閥貴族族の信頼は費え、ローエングラムは勝利は確実だ。
ラインハルトの参謀のオーベルシュタインは、ブラウンシュバイク公を阻止すれば門閥貴族族との戦いは長く続き、
結果的にはヴェスターランド住民より大きな犠牲がでるだろうと黙認することを求める。

人命を取るか、門閥貴族との争い終結を取るか・・・

 
≪ クライマックスからエンディングまで ≫




 ラインハルトは、ついに黙認する道を選ぶ。
キルヒアイスを退けるようになり、他の幕僚と同列にあつかうようになる。
ラインハルトとの謁見では、キルヒアイスが銃を携帯することすら許さなかった。
そんな時、ブラウンシュバイツ公配下のアンスバッハがラインハルトを襲う。
キルヒアイスは、ラインハルトの盾となって、命を落とした。

銀河帝国の実権の代わりに払った代償はあまりにも大きい。

残るライハルトの敵は、自由惑星同盟の天才ヤン・ウェンリー。


時代背景


 宇宙をルドルフ大帝が統一したが、絶対王政を強いた。
国の中枢はすべて白人のみが登用され、人々はドイツ風の名前に改名した。
また、劣悪遺伝子排除法が配布され、障害者・弱者は社会から排除された。

 辺境の地で、強制労働をさせられていた人々は、ドライアイスで巨大船をを作成し、逃げ延びた先で共和国家を築いた。
中心となる星は、ドライアイス船を建造した指揮者の名前からとってハイネセンと名付けられた。
その後、帝国からの逃亡者などのより人口は膨れ上がり、帝国軍に対抗できる国家となった。
彼らは自らを同盟軍と名乗った。

 帝国と同盟の間を行き来できるのは、二つの回廊(航行可能領域)のみだった。
一方は、帝国への多額な賄賂で自治を勝ち取ったフェザーン領域。ここは帝国と同盟の中立地帯となった。
一方は、イゼルローン回廊。こちらが両国たびたび戦いの場となった。
帝国はイゼルローンに、巨大な要塞築き上げた。一瞬にして艦隊を破壊するトールハンマーを保有したこの要塞は、難攻不落となった。


舞台ではわかりにくい部分


 舞台では、人間ドラマを中心にしているため、原作を読んでいないとわかりにくい部分があります。
分かりにくい部分についてご紹介します。

 軍隊の位
 1.元帥
 2.上級大将
 3.大将
 4.中将
 5.少将
 6.大佐
 7.中佐
 8.少佐
 9.大尉
 10.中尉
 11.少尉
 

 キルヒアイスが同盟軍の補給線を断つのを渋った理由
 オーベルシュタインが立てた戦略で、キルヒアイスには補給路を断つ役割が与えられます。
ラインハルトは「勝つためだ」と、キルヒアイスを説得していますが、なぜキルヒアイスが渋るのか舞台では語られていません。

 同盟軍は、帝国領土へ攻め入ってきましたが、攻め入るほど軍事物資の補給基地と軍隊との距離は長くなり、困難になります。
その上、同盟軍は、制圧した帝国の辺境の星の民間人も保護する必要がでてきます。
補給線を経つということは、同盟軍隊だけではなく、これら辺境の星に住む民間人の生活物資も断たれることになるため、
キルヒアイスは渋っていたのです。



関連作品

 銀河英雄伝説の舞台
 ・銀河英雄伝説 外伝1 ミッターマイヤー・ロイエンタール編
 ・銀河英雄伝説 外伝2 オーベルシュタイン編
 ・銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編




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