丘の上にかの有名な風車が立っています。
ラ・マンチャ地方では、ここ以外でも風車を見かけます。
これは、オランダで風車を見て感心した国王が、
貧しいラ・マンチャ地方に産業をと思って、
麦を挽く風車を作らせたものですが、あまり根付かなかったという。それを風刺してドン・キホーテでは怪物となったそうです。
風車は2つほど空いており、
お土産屋さんになっている他、内部を見学することができます。
その入り口には、ドン・キホーテ像。
風車の窓から、麓の町を眺めることができます。
ラ・マンチャという名前は、「乾いた土地」という言葉が、語源のなっているとのことです。
実際広大な赤土が続いています。
当時は、ぶどうと1種類の麦しかできなかったのですが、
現在は、4種類の麦が作られているそうです。
現代の風車
ラ・マンチャの丘の上には、強い風が吹くということで、
麦惹きの風車に代わって、電力発電の風車が回っています。
丘の上に残っている石の円柱2本は、昔の風車の土台でしょう。
ポトロ広場
原作に登場するコルドバのポトロ広場。
この広場を一躍有名にしたのが、ドン・キホーテです。
小説では、一言しか記述されていないんですけどね。
ポトロ広場の旅籠
ポトロ広場には、セルバンテスが泊まった旅籠が残っています。
展示がある時のみ公開されています。
この広場には、他に美術館などもあります。
セビリヤのスペイン広場
セビリアで、万国博覧会でスペイン館であった建物が残されています。
あまりの大きさにあっけにとられますが、ここにもドン・キホーテにまつわるものが。
広場を取り囲んだ壁面には、各県の有名なシーンをタイルで描かれています。
その中のCiudad Realは、風車に向かうドン・キホーテとサンチョ・パンサが描かれています
マドリッドのスペイン広場
マドリッドのスペイン広場にも、有名なドン・キホーテ像があります。
中央下にいるブロンズ像がドン・キホーテとサンチョ・パンサ。
その左右にいるのが、ブロンズ像が向かって左がドルネシア姫。
右がアルドンサ。
中央にいるのが、セルバンテス。
像の上にいる人物は、西欧人やインディアン等が本を読んでいる様子で、
世界中の人々に、ドン・キホーテが読まれていることを表しています。
正面から見るより、横から見た方が、
ロシナンテの駄馬っぷりが、分かりやすい。
サンチョ・パンサのロバの方が凛々しく見えます
サンチョ・パンサから見た宿屋の女(アルドンサ)の姿です。
麦の袋とおぼしきものに腰掛け、洗濯しています。
ドン・キホーテが見た宿屋の女の姿(ドルネシア姫)。
言うまでもなくアルドンサと同一人物。