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レベッカ   〜 REBECCA 〜
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ミヒャエル・クンツェとシルベスタ・リーバイのコンビのミュージカルです。

主役に名前がなくただ"わたし"となっているのが、大変珍しいです。

初演は,ウィーン。ミステリー作品。

日本の初演は,シアター・クリエの杮落としのシリーズとして上演されました。

主演は、大塚ちひろと山口祐一郎。

モンテカルロ
あの人を乗せたヨットは帰ってこなかった 


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 歌の量    : 多

 ダンス     : 少ない

 オーケストラ  
 : 生演奏

 物語の舞台   : イギリス・モナコ

 

barあらすじbar

 物語のさわりの部分と、クライマックス以降を分けて記述しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。



 両親を早くに亡くした"わたし"は、ヴァン・ホッパー夫人の使用人として、
ニューヨークからモンテカルロにやってきた。
ちょうど同じホテルに、貴族のマクシム・ド・ウィンターが泊まっていた。

 マクシム・ド・ウィンターは、ヨットの事故で妻を亡くしていた。
ウィンター夫人は、嵐の夜ひとりヨットで海に出て沈没したのだった。
死体が上がったのは3ヶ月後だったという。

 "わたし"とマクシムはたちまち恋に落ち、結婚した。

 "わたし"とマクシムは、イギリスのマンダレイの屋敷へと帰った。
上流社会に慣れていない"わたし"は、失敗をかさねた。
特に家政婦頭のダンヴァース夫人は、"わたし"を冷ややかに扱った。
仮装舞踏会では、ダンバース夫人が"わたし"に前妻と同じ仮装をさせて大恥をかかせた。
 
 ダンヴァース夫人は、前ウィンター夫人を崇拝していのだ。
前ウィンター夫人は、美しく、賢く、すべてが完璧だった。
前ウィンター夫人の名は ―― レベッカ ―― 。 





<ここから、クライマックスからエンディングまで>



 座礁した船舶を救助していたさい、偶然海底から一艘のヨットを発見された。
レベッカが乗っていたあのヨット。
そのヨットの中からレベッカの死体が見つかった。

 マクシムは、"わたし"に真相を語った。
レベッカは、淑女などではなく、身持ちの悪い女だった。ただ"よい妻"を演じていた。
ある時、レベッカはマクシムに妊娠したことを告げた。マクシムの子ではない。
激怒したマクシムが、レベッカを押し倒すと、レベッカは死んでいた。
マクシムはレベッカをヨットと共に海へと沈めた。

 ヨットからレベッカの遺体が見つかったことにより、事件は再調査された。
自殺か、他殺か。
家政婦頭のダンバース夫人は、レベッカは自殺などするはずはない。彼女が恐れていたのは病気だけだったと主張した。
レベッカの愛人は、レベッカが自分の子を妊娠したことに激怒したマキシムによって殺されたのだと主張した。

 レベッカの手帳から、ロンドンの婦人科を訪れていたことが判明。
判事と"わたし"が医師をたずねて行くと、彼女は妊娠していたのではなく、ガンで余命幾ばくもなかったことが分かった。
判決 ・・・ レベッカは、病気を句にした自殺。


 "わたし"とマクシムが帰宅しようとすると、屋敷から火の手が上がった。
燃え上がる日の中で、ダンバース夫人の姿が見えた。
屋敷は、レベッカの面影とともに消え去った。




 

bar登場人物相関図bar

ミステリー作品でもあるため、ミステリーの核心部分については記述していません。

                      相関図の見方については凡例をご参照ください。

『レベッカ』登場人物相関図

 

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