東京オリンピックを控え、ホテルはプレオープンを迎えた。
ホテルのオーナーは、亡き父から引き継いだ瞳だった。
明日は、瞳の元夫である是晴がこのホテルで、新たな婚約パーティーを開く予定になっていた。
幽霊となった諸星光作は、娘の瞳を見届けようと、地上へと降りてきた。
是晴と結(むすび)の婚約パーティーのゲストとして招かれた八雲は、是晴の母鳩に恋心を頂いていた。
一方、ホテルに浮浪者が入り込む、借金取りが押しかける、ロビーのテレビは爆発するで、瞳はてんやわんや。
幽霊となった父の監視役として付いてきた神の妻とその子がいたずらし、
ソファーに、本音を言ってしまう粉をふりかけ、惚れ薬を椅子や酒に入れて大騒動に・・・。
≪以下クライマックスからエンディングまで≫
借金取りが、ソファーに座ってしまったことから、借金は瞳の夫真のものであり、
ホテルを売りに出すため、瞳に嫌がらせしていたことが判明した。
また、惚れ薬の椅子に座ったテレビの修理工が、鳩に惚れこんでしまい言い寄ったところを、
八雲が助けたことから、鳩の心も八雲に傾き、二人は婚約をした。
瞳は、真と別れる決意をするが、真は未練たっぷり。
是晴が真をしかりつけると、悟った結は自ら身を引いた。
是晴は、瞳を旅行に誘うと返事は「はい」だった。
幽霊の光作は、二人を見守ると天に帰って行った。