イングランドの女王エリザベス1世を描いた作品。 ミヒャエル・クンツェとシルベスタ・リーバイの名コンビによって作成されました。 様々な面で、ミュージカル『マリー・アントワネット』と共通点が多いです。 重厚感ある豪華な衣装と、斜頸の回転舞台を使った舞台セットは、見ごたえがあります。 2014年帝国劇場が世界初演です。 全2幕 3時間10分(25分の休憩含む) 2014年帝国劇場公演 |
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ジャンル : 伝記ミュージカル
歌の量 : 中
ダンスの量 : ほとんどない
オーケストラ : 生演奏(2014年 帝国劇場公演)
初演 : 東宝 帝国劇場
物語のさわりの部分とクライマックス以降を分けて記述しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。
レディ・ベスことエリザベスは王女でありながら、不貞の王妃アン・ブーリンの娘として、肩身の狭い思いをしていた。
イングランドを治めるのは、腹違いの姉メアリー。
母親から王妃の座をアン・ブーリンに取られたと思い、カトリックの復権を図るメアリーは、プロテスタントのベスをことあるごとに迫害した。
ベスは、音楽家ロビンに出会い恋に落ちる。
間もなく、メアリーは、スペイン王子フェリペと結婚することになり、ベスをロンドン塔に監禁した。
母アン・ブーリンが処刑されたロンドン塔。この門をくぐって二度と出た者はいない。
意外なことに、フェリペはベスを擁護し、ロンドン塔からウッドストックの館に移した。
そこへベスの恋人ロビンが、訪れるがの一夜の夢と終わってしまった。
翌朝、再びベスはロンドンの法廷へと呼び出された。
≪以降クライマックスからエンディングまで≫
結婚したものの子供に恵まれず、癌に侵されたメアリーは失意の底にあった。
そこには、父ヘンリ8世の面影を残すベスの姿があった。
二人は、それぞれ母と引き離され、孤独な人生だったことを知った。
最期に打ち解けたメアリーは、ベスにイングランドのかカトリック復権を託して亡くなる。
ベスは恋人との自由な人生か、女王としての責務の人生かの選択を迫られる。
エリザベスは、女王の座を選ぶ。
そして、人の宗教・思考に立ち入った強制・政策は行わないことを宣言する。
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