フランス。美しいマドレーヌは、両親と夫を相次いで失い、一人で赤ん坊を生んだ。
しかし、誕生した赤ん坊は、恐ろしい化け物の顔をしていた。
マドレーヌは、赤ん坊に仮面を被せ拒絶した。
エリックと名づけられた子供はやがて、才能を現していく。
美しい声で歌い、ピアノをたくみに弾き、独自に数式を編み出し、美しい彫刻を彫る。
家を訪ねてきた神父は、エリックの才能に感銘を受け、建築の講師としてギゾ教授を連れてきた。
ギゾ教授は、幼いエリックに、高度な建築学を授けた。
マドレーヌは、村に現れた若い医師と恋に落ちた。
若い医師は、エリックを精神病院に入れることを提案する。
しかし、母を失うことを恐れたエリックは、美しい歌声でマドレーヌを縛り付けた。
いつしかエリックの存在は村人の知るところなり、
マドレーヌの家を遅い、エリックの唯一の友である犬を襲った。
彼を救ったのは母の恋人若い医師だった。
エリックは、一人家を出た。
エリックは、母が選んだのは恋人ではなく息子だということも知らずに・・・。
≪以下クライマックスからデンディングまで≫
エリックは、見世物をして巡業するジプシーたちに捕らえられてしまった。
ジャベールは、エリックに暴力を振るい、従わせた。
エリックは腹話術とその養子で、たちまち人気となった。
ある時、ジャベールはエリックの服を脱がせ、襲おうとした。
エリックはジャベールをナイフで刺し殺すと、ジプシーの一団から抜け出した。
エリックはローマにマジックの巡業でやってきた。
建築中の屋敷を眺めていたとき、石工の巨匠ジョバンニに出会った。
建築物に興味を示す少年をジョバンニは、内弟子として育てることにした。
夏、ジョヴァンニの娘ルチアーナが寄宿学校から帰ってきた。
ルチアーナは、エリックに興味を持ち、エリックを振り回した。
ある時ルチアーナは、エリックに仮面を取ってくれるように懇願した。
エリックが仮面を取ると、驚いたルチアーナは屋上から転落した。
エリックは、ジョバンニの前から姿を消した。