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アーサー・コピット版 ファントム  〜 Musical Phantom 〜
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あらすじ 登場人物相関図 テレビドラマと舞台の違い 関連舞台作品  

  小説『オペラ座の怪人』を原作にしたミュージカルです。

この舞台が企画された時、ALW版『オペラ座の怪人』が開幕し、この舞台の製作が頓挫。

舞台ではなくテレビドラマが製作されました。

その後このテレビドラマが、評判を呼び改めて舞台化されました。

日本では、宝塚で上演。2008年大沢たかお主演で上演されています。

オペラ・ガルニエ


■ 管理人は宝塚版を観ていないので,このページは、2008年大沢たかお主演の舞台を元に製作しています。

■ 関連書籍、関連映画については、アンドリュー・ロイド・ウェバー版『オペラ座の怪人』をご参照下さい。

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歌の量 : 多

ダンスの量 : 非常に少ない

オーケストラ  : 生演奏

物語の舞台 : 19世紀後半のパリ

 あらすじ 


物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。




 クリスティーンが街角で人が作った曲を売っていると、シャンドン伯爵の目に留まった。
シャンドン伯爵は「君はオペラ座で歌うべきだ」と、オペラ座の支配人キャリエールを紹介してくれた。

 ところが、オペラ座の支配人はショレーに交代となったところだった。
プリマドンナは支配人の妻で歌手のカルロッタになった。
クリスティーンは、オペラ座に雇われたものの、カルロッタの付き人として雇われた。

 クリスティーンが歌いながら雑用をこなしていると、背後から声が聞こえてきた。
「君には素質があるが、トレーニングが必要である。
 自分が歌を教えてもいいが、歌を教えてることが分かると、たくさんの弟子入りを希望する人が出て困る。
 だから、自分名を名乗らないし、顔には仮面を被る。」

 クリスティーヌが振り返ると、そこに声の主の姿はなかった。



【以降クライマックスからエンディングまで】





 クリスティーヌは日々のトレーニングで力をつけ、『タイターニア』で主役を獲得した。
開演前カルロッタは、クリスティーンにハーブティーを勧めた。
 『タイターニア』が開幕。ところが途中でクリスティーヌの声は、突然でなくなってしまう。
その時、仮面をつけた男ファントムがクリスティーンを奪うと舞台から姿を消した。

 クリスティーンが目を覚ますと、そこには前支配人キャリエールがいた。
キャリエールは、ファントムの過去を語って聞かせた。

 ファントムは、キャリエールとオペラ歌手ベラドーヴァの不倫の末に生まれた子で、エリックという名だった。
エリックは生まれながらに、人間の顔を持っていなかったが、母親はエリックを愛した。
まもなくベラドーヴァは、亡くなった。
キャリエールはオペラ座の地下で彼を育てた。自分が父親であることは、告げずに・・・。



 クリスティーンはエリックに、顔見せてくれるように頼んだ。
母親が愛の力でエリックの顔が美しく見えたのならば、自分にも美しく見えるはずだと。
エリックは仮面をはずした。しかし、クリスティーンはその顔を見ると思わず逃げ出してしまったのだ。

 エリックは、カルロッタを地下に誘い込み、殺害。
警察の手が地下へと伸びる。
エリックは、警察の銃によって負傷。
キャリエールは、負傷したエリックに自分が父親であること告げた。
キャリエールは、自分の過去に背を向けてきたことを悔い、エリックを最期まで護ることを約束した。

 そこに警察やクリスティーン、シャンドン伯爵が駆けつけた。
もはや逃げる場所はない。
「父さん約束したでしょう?僕を護ると。」
キャリエールは銃を放った・・・エリックに向けて。
クリスティーンがエリックの仮面をはずすと、そっとキスをした。
エリックは静かに息を引き取った。



 

 登場人物相関図 

                                                     相関図の見方は、凡例をご参照ください。

ファントム登場人物相関図




 

 テレビドラマと舞台の違い 

 テレビドラマ版ファントムは、日本ではNHKで放送されました。
最後に放送されたのは、いつでしたでしょうか? もう記憶も怪しくなりつつあります。



 エリックの素顔

  ドラマでは、最後までエリックの顔は映りませんでした。
 見えそうで見えない。
 最後のシーンも、仮面をはずす際はクリスティーンの頭でエリックの顔は見えないのです。


 エリックの母とクリスティーン

  舞台では、エリックとクリスティーンは、声が似ていることになっています。
 しかしドラマは、声だけなく容姿もそっくり。(エリックの母とクリスティーンは一人二人役)





 関連舞台作品 


 原作が同じミュージカル
 ・ アンドリュー・ロイド・ウェバー版『オペラ座の怪人』
 ・ ケン・ヒル版『オペラ座の怪人』

 『オペラ座の怪人』その後の物語
 ・ ラブ・ネヴァー・ダイズ

 『オペラ座の怪人』の少年時代の物語
 ・ PHANTOM THE UNTOLD STORY(ストレートプレイ)


 テーマが類似している作品
 ・ 美女と野獣
 ・ ノートルダムの鐘


 同じ19世紀後半の物語
 ・ エリザベート
 ・ ジキル&ハイド
 ・ アンデルセン



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