作品紹介 |
『オペラ座の怪人』とのつながりと矛盾 | 演出の違い |
アンドリュー・ロイド・ウェバー版『オペラ座の怪人』の続きの作品。 舞台製作の発表から、長い年月を経てようやく開幕しました。 『オペラ座の怪人』から10年後の物語。 ストーリーに矛盾があることから『オペラ座の怪人』の続きではなく、 別の物語ともいわれています。 『オペラ座の怪人』のセットが、ドレープやセットがアナログ的だったの対し、 この作品は、スクリーンや電動の小道具を多用した近代的になっています。 原作はフォーサイスの『マンハッタンの怪人』ですが、ミュージカル化するにあたって あらすじが大幅に変更されています。 こちらの作品を観る前に、ぜひ『オペラ座の怪人』の舞台を観ておきましょう。 |
歌の量 : セリフもすべて歌で進む形式
ダンス : 中
オーケストラ : 生演奏
物語の舞台 : ニューヨーク
代表曲 : Love Never Dies
相関図の見方は、凡例をご参照ください。
物語のさわりと、クライマックス以降を分けて記載していますが、
ストーリーを舞台で楽しみたい方はご注意ください。
《劇 場街トップページへ》 《ミュージカル一覧へ》メグ・ジリーは、アメリカのコニーアイランドの ショーガールとなって人気を得ていた。
そこへフランスから人気歌手クリスティーヌ・ド・シャニュイが出演するために渡米してきた。
夫であるシャニュイ子爵と息子のグスタフも一緒に。
シャニュイ子爵一家を出迎えたのは、コニーアイランドからの見たこともない不思議な馬車だった。
ホテルの部屋には不思議なオルゴール。
クリスティーヌが一人になるとそのオールゴールは、懐かしくも悲しい『music of the night』を奏でた。
気が付くとそこには、仮面を被った怪人の姿が。
そう、このエンタテイメントの王国は怪人が支配する世界だったのだ。
ラウルが一人酒場で酒を飲んでいると、バーテンダーの姿はいつの間にか怪人の姿に変わっていた。
ラウルは全てを悟った。怪人がクリスティーヌに歌を唄わせるために呼び寄せたのだ。
これは、ゲームだ。ラウルと怪人との・・・。
怪人の思惑のままクリスティーヌが歌えば、怪人の勝ち。
ラウルがクリスティーヌを説得してフランスへ帰れば、ラウルの勝ち。
クリスティーヌの舞台の幕が開く。
舞台袖には、ラウルの姿。そしてその反対側には怪人の影が。
≪ クライマックスからエンディングまで ≫
クリスティーヌの舞台は大成功を収めた。
しかし、グスタフの姿がない。
人々は、それぞれグスタフを探し駆け回った。
グスタフはメグ・ジリーと共にいた。
クリスティーヌと怪人が駆けつけたとき、メグ・ジリーは自分の頭に銃を突きつけた。
怪人のために尽くしてきた。共にパリをすてアメリカに渡り、怪人を助けてきた。
しかし、怪人はクリスティーヌ・・・クリスティーヌが全てだ。
怪人が、メグに銃を渡すように求めたが、クリスティーヌに向かって銃を打った。
クリスティーヌは、グスタフにこの怪人こそ本当の父親であることを伝え、怪人の腕の中で息を引き取った。
グスタフは、怪人のマスクを外した姿にも動じず、やさしく手を差し伸べた。
関連作品
■ オペラ座の怪人がもとになった舞台作品
■ アンドリュー・ロイド・ウェバーが作曲した作品
- ミュージカル アンドリュー・ロイド・ウェバー版『オペラ座の怪人』
- ミュージカル ケン・ヒル版『オペラ座の怪人』
- ミュージカル アサー・コピット版『ファントム』
- ストレートプレイ 『PHANTOM The Untold Story』
- ストレートプレイ 『PHANTOM The Kiss of Christine』