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GOLD カミーユとロダン
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 実在の女性彫刻家カミーユの人生を、

 ロダンの目を通して語るミュージカルです。

 舞台は固定セットで、セット転換はありませんが、

 大きな大理石の彫像を模したセットと、地獄の門が置かれています。


 ※ ラブシーンや堕胎に関するエピソードがありますので、
 お子様と観劇なさる場合にはご検討ください。

ゴールド
オーギュスト・ロダン作 『接吻』

 
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歌の量 : 多い

ダンスの量 : ない

物語の舞台 : フランス

オーケストラ : 生オーケストラ(舞台袖で演奏しているため見えない)

全2幕(3時間 内20分休憩)

         ※ 2011年 シアタークリエ公演時

 登場人物相関図 

相関図の見方については、凡例をご参照ください。
登場人物相関図


 あらすじ 

 物語のさわりと、クライマックスからエンディングまでを分けて記載してますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。


 


 カミーユには、彫刻の才能があった。
しかし当時フランスでは、彫刻の世界は女性に開かれていなかった。
母親はカミーユに堅実な道をと望んだが、父親は娘の才能を信じてパリへ送り出した。

 カミーユは、アトリエで出会ったロダンに見いだされて、ロダンの弟子となった。
ロダンには、成功する前から支えてくれたローズという女性がいたが、
ロダンは、若く・美しく・才能あるカミーユに惹かれていった。

カミーユとロダンは、二人だけのアトリエを持った。
それでもなおロダンの背後には、ローズの姿が見え隠れしていた。

 カミーユがロダンの子を妊娠した。
「彫刻家の道に、子供はいらない。」かつてロダンが言っていた言葉だった。
カミーユは、ロダンからも家族の前からも姿を消した。

 ロダンは、スキャンダル、盗作の疑い、訴訟問題に追われていた。
ロダンにはカミーユが必要だった。


≪以下クライマックスからエンディングまで≫



 ロダンのもとへカミーユがひとり帰ってきた。
傲慢なロダンと喧嘩をしたカミーユは、外国で個展を開き成功を収めた。
ロダンの力なしでも成功してみせる。
カミーユは、ロダンと別れてひとりで製作活動を始めた。

 しかし、カミーユには仕事の依頼がなく、生活に困り果てていた。
ロダンは、カミーユに仕事を回してもらえるよう力を尽くしていたが、彼女はそんなことも知るはずもなかった。
展覧会への出品も断られたカミーユの心は崩れていった。

― ロダンが私の作品を盗んもうとしている。
  私の成功を妨害しているのはロダンだ。
  ロダンが私を殺そうとしている。  ―

カミーユは精神病院で残り30年の人生を送った。彼女の母親は一度も病院を見舞うことはなかった。
そして、二度と作品を作ることがなった。
ロダンは、年老いたローズと結婚した後に亡くなった。
   

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