ジャックは、かぼちゃ頭で骸骨の体の男で、ハロイン村の支配者。
村の住人は、魔女、ドラキュラ、幽霊、いたずら好きの子供たち。
しかし、毎年人を驚かすハロインにジャックは、飽きてしまった。
そんな、ジャックを遠くから見守る女の子がいた。
死体をつなぎ合わせて作られたサリー。

　ハロイン祭りが終わった次の日、ジャックは森をふらふらと歩いていると、クリスマス村にたどり着いた。
明るくライトが灯されたクリスマスツリー、プレゼントを入れるために用意された靴下、すやすや眠る子供たち。
ジャックは、人々に幸せをもたらすクリスマスの虜になってしまった。

　そこでジャックは、「次のクリスマスは、自分たちで人々に幸せを届けよう」と考えた。

≪以降　クライマックスからエンディングまで≫



　ジャックの指令により、ハロイン村の住人は、クリスマスの準備に取り掛かった。
サリーには、ジャックが着るサンタクロースの衣装を縫う仕事があてがわれた。
プレゼントにはおそろしいびっくり箱、骸骨のトナカイと棺桶のソリ。
いたずらな子供たちは、本物のサンタクロースを誘拐してきた。

　サリーひとりだけ、これが間違っていることに気付いた。
サリーは、ジャックがソリで飛び立てないように妨害し、ジャックにも自分の間違いを気づかせた。

　サリーとジャックは、自分たちが愛し合っていることに気が付く。
本当のサンタクロースが、プレゼントを載せて旅立っていった。