劇場街
二都物語  A TALE of TWO CITIES
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チャールズ・ディケンズの小説『二都物語』を舞台化した作品です。

パリとロンドンの都市でフランス革命に翻弄された壮大な愛の物語。

作曲は、ジル・サントリエロ、追加音楽がフランク・ワイルドホーンです。

2都物語


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 歌の量     : 多

 ダンスの量    : ほとんどない

 物語の舞台    : パリ・ロンドン

 

barあらすじbar

 物語のさわりの部分とクライマックス以降を分けて記述しています。

 孤児だったルーシー・マネットのもとに突然、父親が生きているという知らせが届いた。
医師だった父親は、17年もの間バスチーユに幽閉されていたのだった。
父親は廃人同様だったが、ルーシーに再会し少しずつ立ち直っていった。

 ルーシーがパリからロンドンに帰国する際、チャールズ・ダーニーという青年に出会った。
チャールズはサン・デヴレモンド侯爵の甥で、唯一の遺産相続人だったが、横暴な叔父を嫌い相続権を放棄していた。

 下船中突然、濡れ衣を着せられてチャールズが捕えられた。
ルーシーが手配した弁護士は、シドニー・カートンという酒好きのダメ青年だった。
しかし、シドニーは見事にチャールズの無罪を勝ち取った。

 ルーシーは、チャールズとシドニーから同じ日にプロポーズされた。
ルーシーは、チャールズ選んだ。
シドニーは、静かにルーシー一家を見守っていた。

 フランスで革命がおきた。
サン・デヴレモンド侯爵は殺害され、他の貴族も次々と処刑されていった。
チャールズに助けを求める手紙が届いき、チャールズはパリへ帰った。
チャールズは、デヴレモンド侯爵の跡継ぎとして、捕えられてしまった。


<以降クライマックスからエンディン グまで>


 ルーシー、ルーシーの父、シドニーはパリへと向かった。
ルーシーの父は、義理の息子を救うべく奔走したが、バスティーユで書き残した手紙が致命傷となった。
そこには、サン・デヴレモンド侯爵が、平民の少女を襲い殺害したこと。
サン・デヴレモンド侯爵は、少女を診察したルーシーの父に黙秘を求めたが拒絶したために、捕えられてしまったことが書かれていた。

 チャールズに下された判決は、死刑。
シドニーは、死刑一時間前に出立できるように馬車を手配していた。
泥酔した状態でチャールズに面会を求めたシドニー。
シドニーをチャールズを気絶させて入れ替わった。チャールズは監獄から運びだされた。

 ルーシー一家を乗せた馬車は、ロンドンに向けて出立し、シドニーは二度と処刑台へと向かっていった。

 

barひとくちメモbar

 2013年帝劇公演のチラシには、背景にビッグベン(※)が描かれています。
ビッグベンは、1843年着工1859年竣工であるため、
フランス革命の1789年の前後には、まだ存在しませんでした。

※日本ではビッグベンと呼ぶ人が多いですが、ビッグベンは中の鐘のことをいうので、
厳密には、ウェストミンスター宮殿の時計塔と呼ぶべきかもしれまんね。


 

bar関連作品bar

 

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