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スクルージ − Scrooge  −
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あらすじ 一口メモ 関連作品   

 チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を

ミュージカル化した作品です。

日本では、市村正親主演で舞台化されていますが、

管理人は見たことがないため、こちらでは映画版を元にご紹介します。

 



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 歌の量       : 中

 ダンスの量    : 中

              
 物語の舞台    : 1860年 ロンドン


barあらすじbar

 

 物語のさわりの部分と、クライマックスからエンディングまでを分けて記載しています。
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。

 

 スクルージは、事業主で金持ちだったが、大変なケチだった。
たった一人の従業員クラチットの給与を、ずっと昇給しないままだった。

今日は、クリスマスイブ。
クリスマス・キャロルを歌って小遣いを稼ぐ子供たちを追い帰し、
唯一の肉親で心優しい甥っ子からのクリスパス・パーティーも招待も断った。

一人家に帰ると、かつての共同経営者のマーレイの幽霊が現れた。
マーレイは、今夜三人の幽霊が訪れるだろうと言い残して消えた。

 一人目の幽霊が現れた。彼女は過去のクリスマスの幽霊。
幽霊に連れられて、スクルージはかつての自分の姿を見た。
寂しかった子供時代。心優しい妹。
若きスクルージには、美しい婚約者イザベラがいたが、スクルージの元を去っていた。
なぜ彼女を追いかけていかなかったと悔やむスクルージ。

 二人目の幽霊が現れた。ツリーのような大男は現在のクリスマスの幽霊。
従業員クラチットのクリスマスの様子を覗き見る。
貧しいながらも、愛に満ちあふれたクリスマス。
クラチットの小さな息子のティムは、綺麗な声を歌うが重い病気だった。
次に、甥のクリスマスパーティーを覗き見る。
甥は、伯父のスクルージの幸福を祈り、友人たちと楽しいクリスマス・パーティーを開いていた。

 
 三人目の幽霊が現れた。未来のクリスマスの幽霊 ―――。


≪ ここから クライマックスからエンディングまで ≫



 一年後のクリスマスに自分の事務所を訪れた。
スクルージは死んでいた。彼に借金していた人々は、喜んでいた。
スクルージの死を悼む人物はいない。
そして、ティムもまたクリスマスを迎えれずに死んでしまった。
地獄にやってきたスクルージは、重い鎖を背負わされた。

 目覚めると・・・今日はクリスマス。
スクルージは、街の子供たちにたくさんの小遣いを贈り、街の人々の借金を帳消しにしてやった。
クラチットの子供たちに、たくさんのおもちゃと、大きな七面鳥を贈った。
ティムには、名医の治療を受けさせる約束をした。

人々はスクルージを歓迎した。
そして、甥っ子のクリスマスのランチパーティーの招待を受けたのだった。

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 物語に登場す る場所

 残念ながらスクルージの会社がどこかは分かりません。
映画では、教会が登場しますが、こちれもどこの教会かはわかりません。
教会の造りは、『マイ・フェア・レディ』に登場するセント・ポール教会とよく似ていますね。
しかし、教会の前にオベリスクはありません。

 小説でスクルージの家については、だいたいの場所が分かります。
聖ダンスタン・イン・ザ・ウェスト教会の鐘が聞こえるため、この近所であろうと言われています。
聖ダンスタン・イン・ザ・ウェスト教会は、フリート街の王立裁判所の近くにあります。

 しかし、映画では場所が異なります。
それは、スクルージが自宅のドアを開けようとする際に、道の正面奥に塔が見えます。
これはサザーク大聖堂の塔でほぼ間違いないでしょう。
ロンドン橋の袂、テムズ川南岸にあります。
この塔がまっすぐ見えるのは、スワンレーンだと思われます。


 ディズニーの スクルージ

 ディズニーのキャラクター スクルージ・マックダックをご存じの方も多いでしょう。
ディズニー版『クリスマス・キャロル』でのスクルージで、ドナルドダックの伯父です。
シルクハットをかぶっており、鼻眼鏡と髭があります。

 ディズニーの世界ですので『クリスマス・キャロル』の世界を飛び出して、
ディズニーの世界に溶け込んでいます。
ディズニーランドでドナルドダックの三つ子の甥が経営しているジューススタンドがありますが、
あのお店の出資者は、スクルージという設定になっていますwww

また、ディズニーリゾートで使える商品券ですが、
スクルージ・マックダックの似顔絵が描かれていて、スクルージのサインも付いています。

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