ALW版 オペラ座の怪人
The Phantom of the
opera
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映画は、かなり舞台に忠実に作られていますが、細かな部分が違いますのでご紹介します。
映画は舞台より主要3役(ファントム、クリスティーヌ、ラウル)が若い設定となっています。
舞台では、たいてい声楽を本格に学んでから、ミュージカル俳優になることが多く、
10代で長期公演に出演することも困難なこともあるでしょう。
何より、ファントムとクリスティーヌの年齢が近づいたので、かなり印象が異なります。
舞台と映画は衣装がかなり異なります。
一番違う衣装は、クリスティーヌが主役デビューするシーンです。
舞台では、エキゾチックで色鮮やかな衣装ですが、
映画では、白いイブニングドレスです。
ラウルが、馬車から窓の外を眺めて回想するところから、ラウルが馬で墓場に向かうクリスティーヌを追うシーンまでに流れる曲は、
映画で新たに追加された曲です。
この曲をアレンジしたものが『Love Never Dies』でも使用されています。
映画には、墓場でファントムとラウル決闘シーンが追加されています。
映画の方がラウルが勇ましい印象です。
舞台では、マダム・ジリーは、ファントムの過去をほのめかす程度ですが
映画には、ファントムがオペラ座の地下に移り住むシーンが追加されたことにより、
マダム・ジリーとファントムの関係が語られています。
映画では、クライマックス『ドン・ファン』のファントムがクリスティーヌを地下へ連れ去るときに落下しますが、
舞台では、『イル・ムート』カルロッタの声がカエルになってしまい、急遽主役になった時、カーテンコールのシーンで落下します。
そのシーンで一幕が終了です。
映画には舞台にはない、ラストシーンが追加され、
ラウルがオークションで落札した猿のオルゴールをクリスティーヌの墓に供えるエピソードがあります。
ファントムがまだ生きていることをほのめかすエンディングになっています。
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