劇場街トップへ銀河英雄伝説   特別公演 星々の軌跡
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 『銀河英雄伝説』シリーズ完結後に上演された特別公演です。

  シリーズのダイジェスト版に近く、主要キャストはほぼ出演するため、

 ストーリーはかなり早く進みます。

 これまでのシリーズの舞台を通して見た人、原作を読んだことある人でないと、ストーリーが分からないかもしれません。

 劇中にオーベルシュタイン(貴水博之)、ポプラン(中川晃教)の歌があります。

 カーテンコールは全員での歌があります。

  全2幕、約2時間50分(内15分休憩)

  出演者 


 自由惑星同盟

銀河帝国

フェザーン自治領
 ヤン・ウェンリー  : 河村隆一
 ラインハルト  : 間宮祥太郎
ルビンスキー
 : 増澤ノゾム
 ポプラン
 : 中川晃教

 オーベルシュタイン  : 貴水博之

ケッセルリンク  : 山崎勇介
 コーネフ  : 中村誠治郎
 ミッターマイヤー  : 山本匠馬

 :
 フレデリカ  : はねゆり
 ロイエンタール  : 小柳心

 
 メルカッツ  : 渡辺裕之
 ヒルデガルド
 : 中山由香


 シェーンコップ  : 荻原崇
 ミューラー
 : 三上俊


 ユリアンミンツ  : 長江崚行
 ケンプ
 : 石坂勇


 キャゼルヌ  : 天宮良
 キルヒアイス  : 福山翔大


 ムライ  : 宮本大誠
 
 



 ビュコック  : 伊藤哲哉


 


 マシュンゴ  : 一之瀬ワタル
   




 あらすじ 


 物語のさわりの部分と、クライマックス以降を分けて記述していますが、
ストーリー全てを舞台で楽しみたい方は、ご注意下さい。


 

 銀河帝国の覇者ラインハルトと自由惑星同盟の英雄ヤン・ウェンリーの敵将が対談していた。
3年前の出会いであった。

 アスターテ星域会戦で、圧勝していたラインハルトは、
途中で指揮官が変わった自由惑星同盟のヤン・ウェンリーによって、苦戦を強いられ完勝することができなかった。
これが二人の出会いであった。

 ヤン・ウェンリーが駐在しているイゼルローン要塞を銀河帝国軍は奪回すべく、
ガイエスブルク要塞をワープさせる奇策に出た。
あいにくその時、ヤン・ウェンリーは政府に対する反抗的態度から、首都ハイネセンで査問会に掛けられていた。
イゼルローンに残されたヤンの養子ユリアンやメルカッツ提督らが活躍し、ヤンが帰還するまで持ちこたえていた。
帝国軍を率いるケンプは、ガイエスブルク要塞をイゼルローン要塞にぶつける策にでたが、
時すでに遅く、一部のエンジンを破壊されたガイエスブルク要塞は、迷走し敗北してしまった。

 ラインハルトとヤンの戦いを、高みの見物を決め込んでいる人物がいた。
銀河帝国からも自由惑星同盟からも独立した自治領フェザーンのルビンスキーだった。

 ラインハルトは、フェザーンを攻略し、フェザーン回廊から自由惑星同盟に攻め入った。
ヤンはあっけなくイゼルローン要塞を放棄し、フェザーンへと向かった。
再び、ラインハルトとヤンが戦う機会が訪れた。
 


≪ クライマックスからエンディングまで ≫




 ルビンスキーは、片腕であるケッセルリンクに裏切られた。
それを知ったルビンスキーは、ケッセルリンクを殺害し、潜伏を試みた。
ケッセルリンクは、ルビンスキーの息子だった・・・。

 ヤン艦隊は、ラインハルトが乗る旗艦を射程圏内に収めた。
その時、自由惑星同盟から無条件停戦命令が下った。
ラインハルトの女性秘書官ヒルデガルドは、ひそかにミッターマイヤーに命じ、
自由惑星同盟の首都ハイネセンを陥落したのだった。

 同時に、ラインハルトは、原因不明の病気に蝕まれつつあった。

 ラインハルトとヤンの会見の場が持たれた。
ラインハルトはヤンに、自分の下で仕える気はないか問うと、
自分は民主主義においてのみ従うのだと答え、引退することを示唆した。
人類が恒久的に平和だった時代はない。ヤンが望むのは、わずか数十年の平和だった。



 解説 

過去の舞台や小説を見ていないと分かりにくい点について解説します。

 銀河帝国
 皇帝が支配する帝国。
この作品のメインとなる物語の時点では、7歳の皇帝となっている。

 自由惑星同盟(同盟軍)
 帝国から逃亡した人たちが築いた民主主義の国。
帝国と同盟国は150年に渡って対立た続いてえいる。

 フェザーン自治領
 帝国と同盟の間にある銀河帝国から自治を認められた地域。
帝国と同盟をまたにかけた交易で経済を潤している。
第4章時点の自治領主は、ルビンスキー。

 イゼルローン要塞
 イゼルローン要塞は、帝国と同盟との結ぶ細い航行可能領域(小説上では回廊と呼ばれている)内にある要塞。
元は帝国軍の要塞だったが、ヤン・ウェンリーの奇策により、犠牲者ゼロで同盟軍の元となりました。
以後、ヤン・ウェンリーはイゼルローン要塞司令官に任命されています。
 
 スパルタニアン
 同盟軍の一人で操縦する小型戦闘機。
劇中ではオレンジ色の戦闘服を着ているのがスパルタニアンの乗組員。
今回の登場人物の中では、ユリアン、ポプラン、コーネフがスパルタニアンの乗組員。

 ワルキューレ
 帝国軍側の一人で操縦する小型戦闘機。

 ヒューベリオン
 ヤン・ウェ−リーが乗っている同盟軍第13艦隊の旗艦(指揮をとる戦艦)。

 ブリュンヒルト
 ラインハルトが乗っている帝国軍の戦艦。船体は白く優美。

◆ アンネローゼ 
 ラインハルトの姉。この舞台では、映像でのみ出演。
金髪と青い瞳を持つ。美しく、おとなしく家庭的。幼くして母を失ったラインハルトを育てた人物。
下級貴族であったが、その容姿が見初められ、皇帝の寵姫となる。
ラインハルトは、アンネローゼを取り戻すべく、皇帝打倒を志したのが、覇者となるきっかけ。
皇帝は、ラインハルトに倒される前に、病気によって亡くなった。

 キルヒアイス
 ジークフリード・キルヒアイス。
平民だが、ラインハルトの幼馴染。
正確は温厚。頭脳明晰。ガイエスブルク要塞でラインハルトが襲われた際、自ら楯となって命を落とす。
ラインハルトの姉を敬愛している。

 メルカッツ提督
 自由惑星同盟の軍の中で、帝国軍の制服を着ている人物。
元は、帝国軍の軍人だったが、ラインハルトに反旗を翻した貴族軍によって指揮官に任命されたが、
貴族軍の統率がとれずにラインハルトに完敗。自由惑星同盟に亡命したが、有能でありヤンからの信頼が厚い。



 関連作品 


<銀河英雄伝説シリーズ>
<ミュージカル>


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